ローリスクだからオススメだよ!!
ちょっと待ったぁぁあ!
その考え方、とっても危険です。
つみたてNISAは決してローリスクな投資方法ではありません。
特に証券会社の買付ランキングの上位は株式中心なのでハイリスクな銘柄が多いんです。
ということで、今回は楽天証券で購入できる つみたてNISA銘柄のリスクとリターンを可視化し、リスクの低い順にランキングにしてみました!
併せて、リスクの見方や暴落耐性の測り方も解説したいと思います。
この記事を読んで分かること
- 楽天証券で購入できるつみたてNISAのローリスクランキング
- リスク(標準偏差)の読み取り方
この記事を読んでほしい人
- つみたてNISAで投資したいけど何に投資するか迷っている方
- つみたてNISAで何となくオススメ銘柄に投資している方
全てではありませんが、買付ランキングなどで上位に来る銘柄はハイリスクなものが多いんです。
こちらは楽天証券で購入できる つみたてNISA銘柄 買付ランキングトップ10のリスクとリターンの一覧表です。
リスクの読み取り方は後ほど説明しますが、見ていただきたいのはリーマンショック時の暴落率です。
今は米国を中心に株式は絶好調なので想像つかない方も多いと思いますが、基本的に株式100%の銘柄はリーマンショックのような経済危機に巻き込まれると資産価値は半分まで暴落します。
何となく つみたてNISAで投資しているそこのアナタ!
この事実を知って投資していますか?
僕もそうでしたが、投資初心者は資産を増やしたいという思いが強すぎるため、リターン重視で投資信託を選んでしまいがちです。
これは株式100%が悪いという意味ではなく、銘柄のリスクを無視して投資すると大失敗する可能性があるということです。
投資するにあたり最も重要視するべきは
リターンよりリスク
長期間投資をしていると必ず含み損を抱える場面がありますし、○○ショックといわれる大暴落には必ず出くわします。
そして含み損も大暴落も投資をしている限り逃れることはできません。
今投資している銘柄がどれくらい価格変動するのか、この機会に知っておきましょう♪
目次:ジャンプできます
リスク(標準偏差)の読み取り方
リスクって数値化することができるんですよ!
まずはリスクとその読み取り方から解説していきます。
「リスク」の意味
投資におけるリスクは一般的な「危険」という意味とは違い「期待する利益の振れ幅」のことを言います。
この「期待する利益の振れ幅」のことを統計学では「分散」といい、その度合いのことを「リスク(標準偏差)」と呼び、投資ではこのリスクを読み取ることが非常に重要なんです。
そんなあなたのために、わかりやすいように図解にしてみました。
例えば「リターン5%・リスク10%」というインデックスファンド(投資信託)があった場合、
- 1年間で得られる期待リターンは5%
- その5%を中心に7割(68.8%)の確率で±10%で変動するリスクがある
と読むことができます。
もう少しかみ砕いて言うと、「1年後の平均的なリターン予想は5%だけど、運用がうまくいけば15%、悪く転べば-14%になることもある」といったイメージです。
ちなみに、暴落時の想定はリスクの数値を2倍にして計算します。
今回のランキングでは
- リスク:その銘柄は普段±〇%で変動する
- 暴落時はリスクの数値×2倍で変動する
- リーマンショック:歴史的な大暴落が来ると〇%暴落する
この3つだけ意識して読み取ってみてください。
↓リスクの詳細、暴落耐性の測り方はこちらをご覧ください↓
つみたてNISA リスク度ランキングTOP20
今回は2021.2.13時点で楽天証券で購入できるつみたてNISA銘柄、買付ランキングTOP100の中から選定し、無料ツールを使用して過去20年のリスクとリターンを算出しました。
- リスク・リーマンショック時の暴落率はmyINDEXで計算
- アセットアロケーションはピザロ!!で算出
- 楽天証券の買付ランキングTOP80からリスクが低い順にランキング
- 数値が同じ場合はリターンが大きい方を上位としています
※簡易な計算なのでイメージとしてお楽しみください(^^)
今回の結果はツールを使用して算出したもので、実際のリスク・リターンとは異なりますのでご注意ください。
また、データは頻繁に更新されているので計算時期によっては結果が異なります。
また、新興国債券は実際に投資した場合に成績が大きく乖離する場合があります。
↓詳しくはこちら↓
お待たせしました。それでは楽天証券で買えるつみたてNISA銘柄のリスク度ランキング(リスクの低い順)TOP20の紹介です!
今回のランキングでは露出の多い買付ランキングTOP10の銘柄は一つもありません。
買付ランキングTOP10の順位を見てみると
ご覧の通り、全て圏外(20位以下)です。
そして、今回のリスク度ランキングで見事1位に輝いたのは
楽天証券で買える つみたてNISA銘柄で一番リスクが低いのはDCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)という結果となりました。
DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)は85%が債券を占めており、数値上は最もリスクの低い銘柄となります。
今回のリスク度ランキングには、米国株インデックスなど買付ランキングTOP10にランクするような人気銘柄はほとんど姿を見せません。
特徴的なのが上位20位全てがバランスファンドであることです。
それは暴落時に価格が下がりにくい債券が含まれているからです。
特に国内債券は株式との相関が低く、暴落時はクッションとして資産価値の下落を緩和してくれんです。
↓債券の効果について詳細はこちら↓
今回はmyINDEXで計算していますが、実際のところどうなのかと気になる方のために、この度のコロナショックをモニタリングしていますので、良かったらお読みください(^^)
ハイリスクが悪い訳ではない
ランキングを見てると気付くと思いますが、ローリスクな商品はリターンも低いことが分かります。
投資の世界には「リターンとリスクはトレードオフ」という言葉がありますが、暴落対策としてリスクを分散していくと、それに比例しリターンも分散していきます。
この図解にもある通り、リスクが高いということはリターンが大きくなる可能性も高いということです。
ハイリスクが悪いということではありません。
大切なのは、自分はどこまでリスクを負えるのか、負えるリスクによってどれくらいのリターンが期待できるのかを理解し知ることなんです。
このリスクとリターンが銘柄選びの基本となるのです。
↓リスク・リターンの算出方法はこちら↓
投資効率ランキングもやってみた
せっかくリスクとリターンについて解説をしたので、ついでにシャープレシオ(投資効率)ランキングも作ってみました!
シャープレシオとは、収益の効率性を表す指標で、リターンをリスクで割ることで算出される数値で、大きいほど高率が良いことを表します。
異なる投資対象を比較する際に「同じリスクならどちらのリターンが高いか」を比べるときに使用します。
↓詳しくはこちら↓
こちらのランキングでもDCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)が見事1位に輝きました。
リスク度ランキングと同様に上位は全てバランスファンドでした。
バランスファンドはリターンとリスクのバランスが良いものが多く、両部門で1位に輝いたDCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)は投資初心者には取り組みやすい銘柄と言えますね!
↓DCニッセイワールドセレクトファンドについて詳細はこちら↓
まとめ|投資は退場しないことが最優先
- 証券会社の買付上位はハイリスクな銘柄が多い
- つみたてNISAでローリスクなのは全てバランスファンド
- 自分はどこまでリスクを負えるのかを考える
最初にも言いましたが、投資するにあたり最も重要視するべきは
リターンよりリスク
長期間投資をしている限り、○○ショックといわれる大暴落には必ず出くわします。
そしてこの大暴落から逃れることはできません。
ちなみにリーマンショックは100年に一度といわれていますが、もっと大きな暴落であった世界大恐慌からまだ100年も経っていません。
生きている間に、同じような大暴落にはどこかで遭遇すると思っています。
暴落は来るものとして考え、その時はどれくらい資産価値が下がるのか、どれくらいまでなら自分は耐えられるのかをしっかりイメージすることが銘柄選びの基本です。
何があっても退場しない(投資を止めない)
積立投資において暴落時に我慢できずに売却してしまうというのは一番の悪手です。
リスク重視で銘柄を選択し、まず荒波の投資界で生き残ることを最優先に考えましょう。
今回はmyINDEXでリスクを計算しましたが、この度のコロナショックの影響もモニタリングしていますので、実際の暴落ではどうなるのか気になる方はこちらをご覧ください。
↓その他のリスク管理の関連記事はこちら↓
リスク管理をしっかりして つみたてNISAを始めよう
今回は「つみたてNISA」のリスクランキングを紹介しました。
つみたてNISAは通常、投資で得た利益には約20%かかる税金がが非課税となる超お得な制度なのです。
資産運用を検討しているなら、リスクを管理しながらつみたてNISAを始めてみませんか?
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