2019年は絶好調だった株式相場ですが、2020年2月、ついに大きな急落が起きましたね。
3月に入り1標準偏差と突破し、名実ともに暴落となりました。
ただ、4月以降は株価がしていて、かなり楽観的なムードに戻ってきています(^^)
7月21日現在では含み損が解消し、資産を増え始めた方も多いのではないでしょうか。
ここから
- さらに回復して再び右肩上がりに戻るのか
- 安心したところを2番底が襲い、大暴落に発展するのか
Twitterでも様々な意見が出ていますね。
僕はどちらに転んでも、変わらず定額積立を続けていきます!
これまでは、「コロナショックで影響の大きかった銘柄・少なかった銘柄」として毎月更新していましたが、今回はつみたてNISA銘柄でコロナショックの底値から回復の早い銘柄はどれか?を調べてみました。
この記事を読んで分かること
- コロナショック時のつみたてNISA銘柄別の価格推移
- 底値からの価格推移
- クリスマスショック~コロナショックの積立シミュレーション
この記事を読んでほしい人
- 暴落に強いつみたてNISA銘柄を知りたい方
- 今回の急落で心が揺らいだ方
今回検証したつみたてNISA銘柄のリスク・リターンの一覧表です。
数値の通り行けば一番リスクの低いDCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)が暴落に強い訳ですが、この数値はmyINDEXで算出した概算値です。
今回の急落での株価の動きや回復具合いは実際にどうだったのかを検証していきます。
↓リスクの読み取り方が分からない方はこちら↓
↓つみたてNISA銘柄のリスクが気になる方はこちら↓
目次:ジャンプできます
回復の早い銘柄・遅い銘柄
コロナショックから5ヵ月が経過しました。
暴落が始まった2月21日~7月21日までを切り取ったチャートです。
最近は株価が回復しており、ほぼ全ての銘柄が暴落前の9割以内まで価格を戻していまが、暴落前の価格を超えた銘柄はまだありません。
7月21日時点で、暴落前の価格まで一番回復しているのはDCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)で-0.74%と、ほぼ暴落前の水準に戻りました。
DCニッセイワールドセレクト(安定型)は底値でも5%程度しか下落しなかった銘柄で、つみたてNISA対応銘柄の中で一番低リスクな商品となっています。
↓詳しくはこちら↓
全体を見てみると、債券で分散している銘柄の安定感が光りますね♪
対して7・8資産の多種分散している銘柄はREITを含むせいか、いまのところ苦戦しています。
そして株式系銘柄ではニッセイ日経225インデックスファンドが頭一つ抜けた回復力を見せるという意外な結果となっています。
このペースで回復が続くと、来月の定期報告時には多くの銘柄が暴落前の価格を超えているかもしれませんね(^^)
底値からの伸びが大きいのはeMAXIS Slim先進国株式
こちらは多くの銘柄が底値を迎えた3月24日からの価格推移比較です。
追加投資した場合に、その効果が大きかった銘柄とも言えます。
底値から一番価格が伸びているのはeMAXIS Slim先進国株式インデックスで+42%。
誤差の範囲ですがeMAXIS Slim S&P500を抑えて一位となりました。
クリスマスS~コロナSの積立シミュレーション
では恒例の積立シミュレーションです。
クリスマスショックの2018年12月1日~今回のコロナショック2020年7月21日に毎月1万円積み立てると資産は増えるのか?減るのか?シミュレーションしてみました。
あなたは積立シミュレーションをする時こんな簡易計算をしませんでしたか?
最近はコロナショックばかりが話題ですが、2年前にもクリスマスショックと呼ばれる大きな下落がありました。
つみたてNISAが開始された2018年から投資している方は、たった2年の間に2回の大きな下落に遭遇したことになります。
今回の期間にしたのは積立投資は思ったように増えないことがあるということを知るには、2018年からの1年半は丁度いいシミュレーションになると考えているからです。
それでいってみよう♪
今回検証の対象とした10銘柄に2018年12月から毎月1万円、20ヵ月積み立てた場合のリターンを比較。
- チャートはSBI証券のものを使用
- 毎月5日に1万円を積み立てる
※簡易な計算なのでイメージとしてお楽しみください(^^)
クリスマスショック~コロナショックの相場が大きく変動した時期を切り取ったシミュレーションです。
記事タイトルの通り、価格変動に耐えられない方向けに暴落に強い銘柄を探し出すことが趣旨であり、長期のトータルリターンは考慮していません。
クリスマスショックからコロナショックの値動き
まずは各銘柄の基準価格推移です。
2020年3月がは多くの銘柄がクリスマスショック時の底値を下回りました。
ここ3ヵ月は乱高下を繰り返しているので見難いですが、2018年12月1日を基準とすると2020年7月21日時点で一番成績が良かったのは楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)でした。
僕も計算ミスかと思って見直したのですが、意外なことに今回の期間中では楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)が一番でした。
この楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)は全世界株式と全世界債券(ヘッジ付)の半々に投資でき、これ一本で僕が実践しているカウチポテトポートフォリオが完結する銘柄です。
暴落耐性も高めで非課税枠を無駄にせず自動リバランスしてくれるので、つみたてNISAのみで資産運用されてる方にはちょうどいいかもしれません(^^)
↓カウチポテトポートフォリオについて詳細はこちら↓
しかしこうやって見てみると、最強を謳われるS&P500でもたった1年半の間に大きな下落は2回も発生していて、株式絶好調だった2019年を挟んでも基準価格は1割も増えていないことが分かりますね。
インデックス投資は
- 大きな下落は割と頻繁に来る
- 数年程度では思ったように資産が増えないことがある
ということは頭に入れておきたいですね。
上昇相場では株式が圧倒的
こちらは2018年クリスマスショックの底値からコロナショック直前まで、株式が絶好調だった期間の基準価格比較です。
株式系銘柄がバランスファンドを大きく上回っています。
債券比率の高いバランスファンドは暴落時には圧倒的な安定感を見せてくれますが、上昇相場では効率的に資産を増やせないことは知っておきましょう。
自分はどこまでリスクを負えるを考えながら銘柄を選ぶといいですよ。
積み立て成績で一番優秀だったのは
お待たせしました(;^_^A
前置きが長くなりましたが、積立シミュレーションの結果です。
チャートでは楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)がトップでしたが、積み立てるとeMAXIS Slim米国株式(S&P500)が1位でした。
暴落時も積み立て続けているので、底値からの反発が大きい株式系の銘柄が上位に来ていますね。
ドルコスト平均法のメリットが大きく表れた形となりました。
対して、2ヵ月前まで上位をキープしていたニッセイワールドセレクトファンド(安定型)は8位まで後退してて、債券比率が大き過ぎると上昇相場では資産が増えにくいことがわかります。
気持ちが楽観的に変わっているなら、一度4ヵ月前を思い出してみよう
このまま爆伸びしていくんじゃない?
なんて思っていませんか?
ちょっと手のひら返しすぎですよ!(笑)
#拡散希望
【暴落あんけーと!】
現在のTwitter界の悲観度はどれくらいなのか!?皆さんは、今回の暴落について今後どうなっていくと思いますか?
今回の暴落は
— ナザール@未来は想像を超える (@investor_Nazal) March 23, 2020
たった4ヵ月前は約8割の人が
- リーマンショック級まで落ちる
- 世界大恐慌になるかもしれない
と思うほど悲観的な世界でした。
あなたは4ヵ月前、どのように思っていましたか?
こちらは過去の大暴落と今回のコロナショックを比較したグラフです。
コロナによる下落は始まってまだ5ヶ月しか経過していません。
もし株価回復により資産配分を変更したくなったのであれば、一度3ヵ月前を思い出してみましょう。
安易にリスクを取りに走ると、数ヵ月後に心へし折られるかもしれませんよ。
今のところ2番底が来る気配はありませんが、どちらに転んでもいいようにしっかりとリスク管理はしておきたいですね。
まとめ|株価回復により株式系が息を吹き返してきた
今回の条件では
- 荒れた相場ではバランスファンドが優秀
- ここ3ヵ月の株価の回復により株式系ファンドは息を吹き返しつつある
約10年ぶりの暴落となったコロナショック。
前回までバランスファンドが圧倒的な安定感を見せていましたが、株価の回復により株式系ファンドが目立つようになってきました。
このまま収束するのか2番底がくるのかは分かりませんが、もし気持ちが楽観的になっているのなら一度絶望の渦中であった3ヵ月前を思い出してみましょう。
また、今回の暴落で心が揺らいだり、ツラいと感じた方はバランスファンドへの切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。
今後も随時 つみたてNISA銘柄をモニタリングし内容を更新していきたいと思います。
↓バランスファンドを低リスク順にランキングしています↓
また、自分のリスク許容度がよく分からない方は、これを機に測ってみては?
↓リスク許容度測り方はこちら↓
リスク管理をしっかりして つみたてNISAを始めよう
今回は「つみたてNISA」の値動きやリスク・リターンを紹介しました。
つみたてNISAは通常、投資で得た利益には約20%かかる税金がが非課税となる超お得な制度なのです。
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