1-2.リスク管理

米国株インデックス投は10年投資しても増えないことがある

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S&P500ドル建てチャート
米国株インデックス投資って最強だよね!

100年に1度の大暴落と言われたリーマン・ショックからの大復活劇!

ネットで「S&P500 利回り」なんて検索すると、切り取る期間によって違いはあれど、年平均リターンは7%や8%、本当に都合の良い部分を切り取って10%超え!という希望に満ちた数値が飛び回っています。

現在はコロナショックにより低迷していますが、それでも米国株インデックス投資は儲かる!未来は明るいと思っている方は多いのではないでしょうか。

僕も米国株の未来は明るいと信じていて、インデックス投資で淡々と積み立てしています。

しかし、最強と思っている米国株インデックスも過去を振り返ると、いつでも高いリターンをもたらしてきたわけではないので注意が必要です。

過去の米国株インデックス(S&P500)のチャートを使用し、米国株インデックス投資といえども10年では結果が出ないこともあるということを紹介します。

この記事を読んで分かること

  • 米国株インデックス投資は10年では結果が出ないことがある
  • よく見る米国株インデックスのチャートは都合の良い10年が切り取られている
  • よく見る米国株インデックスのチャートはほとんどがドル建て
  • 資産は簡易シミュレータのようには増えていかない

この記事を読んでほしい人

  • 米国株インデックス(S&P500など)に投資していれば10年で2倍くらいになると思っている方

絶好調の10年の前は絶不調の10年だった

S&P500ドル建てチャート

こちらは冒頭でも紹介した直近約10年間の米国株インデックス(S&P500)のチャートです。

2020年に入って一度大きく下げていますが、10年くらいの目線でみれば見事なまでの右肩上がりですね。

ここ2~3年で米国株インデックス投資を始めた方は、この形のチャートをイヤというほど見ているはずです。

しかし、この10年は見事な右肩上がりの米国株インデックスですが、その前の10年間は全然増えない期間であったことをご存知ですか?

米国株インデックス都合の良い10年都合の悪い10年6

先ほどのチャートをもう10年引きのばして20年にしてみました。

リーマンショックみたいな暴落がもう一つ出てきた(;゚Д゚)

最初の大きな凹みはITバブル崩壊と言われる暴落です。
そこから2年半かけて株価が戻ったと思ったら、今度は100年に1度の大暴落と言われるリーマンショックに襲われます。

大暴落が2つ続くと辛いね・・
米国株インデックス都合の良い10年都合の悪い10年2

ネット検索でよく出てくるチャートは後半の10年を切り取ったポジティブなものがほとんどです。

米国株インデックス都合の良い10年都合の悪い10年3

しかし、更に10年前を切り取ると・・・

米国株インデックス都合の良い10年都合の悪い10年4

暴落を繰り返しながら全然増えない米国株インデックスチャートが出来上がります。

米国株インデックス都合の良い10年都合の悪い10年

米国株インデックスはこれまで100年以上右肩上がりで推移しています。
長期で見ると、恐らくこの右肩上がりは今後も続くと思います。

繰り返しになりますが、僕も米国株インデックスの将来は明るいと思っているので、投資先のうち米国株インデックスの比率は一番多いです。

しかし、絶好調だった10年の前は絶不調の10年だったいうことは知っておきましょう。

↓絶不調の10年について詳細はこちら↓

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暴落時は円高によってダブルパンチになる傾向

S&P500ドル建て・円建てチャート比較2

先ほどの米国株インデックスが絶不調だった10年チャートをもう少し引き延ばし15年にし、ドル建て・円建てで比較してみました。

円建てグラフの方はマイナスやんけ(;゚Д゚)

直近20年では暴落時~回復期にかけて円高となり、更に資産が目減りする傾向にあります。

S&P500ドル建て・円建てチャート比較3

このように、現在までで見ても円建てグラフはドル建てグラフを大きく下回ります。

日本で生活している限り、どうしようもない為替リスクですが、暴落+円高のダブルパンチは覚悟しておきましょう。

↓為替リスクについて詳細はこちら↓

真の円高の恐怖は暴落が終わった後に襲ってくる件
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都合の悪い15年間は積立しても平均リターンは1%未満

はい、それでは恒例の積立シミュレーションです。

今回は都合の悪い15年間で定額積立すると資産はどのようになるのか調べてみました。

シミュレーション条件

S&P500に連動する投資信託を毎月1万円ずつ積み立てる

  1. 期間は1998年1月~2020年4月
  2. S&P500のチャートはYahoo!Financeでダウンロードしたものを使用
  3. ドル/円チャートはInvesting.comでダウンロードしたものを使用
  4. 配当は2%-外国税10%=1.8%を考慮し、ファンド内で再投資する
  5. 手数料は0.2%で計算

※簡易な計算なのでイメージとしてお楽しみください(^^)

S&P500毎月1万円積み立て場合の資産額推移

15年間1万円積み立てた元本は180万円に対し、最終的な資産額は約202万円でした。

全然増えてない(;゚Д゚)
S&P500毎月1万円積み立て場合のリターン推移

分かりやすくリターンの推移をグラフにしてみました。

15年時点でのリターンは+12%、単純計算で年平均0.8%です。

ネットで謳われるリターンの10分の1じゃん(;゚Д゚)

しかも15年の内の5年、つまり3分の1は含み損を抱えている状態でした。

あなたは米国株インデックス投資を始めて、10年以上結果が出なくても未来を信じて投資を続けることができますか?

ご存知の通り、このチャートはここから10年は凄まじく成長していきます。

しかし、株価はいつ上昇していくのかは分からないですし、ましてや10年以上結果の出ていない銘柄を信じて投資を続けられるかというと、それはかなり難しい。

10年前・15年前、あなたは何をしていましたか?
その時から投資を始めて、今まで全然増えなかった場合を想像してみてください。

恐ろしく長いことが分かると思います。

1998年から現在までの平均リターンは8.4%

S&P500積立実際の資産額変化と定率増加2

さらに期間を現在まで伸ばし、1998年1月から2020年4月まで毎月1万円積み立てた場合です。

今回のシミュレーション条件でも資産は飛躍的に伸び、元本268万円に対し資産額は696万円にもなります。

この期間の年平均リターンは8.4%と、ネットでよく見るS&P500リターンと同じような数値となります。

なんだ、低迷だ為替だなんて言いながら、ちゃんと8.4%も伸びてるじゃん!

やっぱり米国株インデックス投資はスゲー!

ではここに同じ利回りで定率増加した場合のグラフを追加してみましょう。

ぬぬ、ほとんどの期間が定率増加より下回ってる(;´Д`)

過去22年の平均リターン8.4%は事実であり、米国株インデックス投資が資産形成に有効な手段であることは間違いないと思います。

資産が直線的に増えるわけではなく、10年以上の低迷とその後の急成長、良い時も悪い時も全部ひっくるめて8.4%なんですよ。

まとめ|米国株インデックス投資は優秀な投資先だが10年では結果がでないことがある

要点まとめ
  1. ネットに溢れてる米国株インデックスチャートは都合の良い部分を切り取ってある
  2. 絶好調の10年の前は絶不調の10年だった
  3. 絶不調の期間は積み立てても資産はあまり増えない
  4. それでも長期で見ると優秀な投資先である

今回はあえて都合の悪い部分を切り取ってみました。

最近米国株インデックス投資を始めた方は、ポジティブな情報ばかり目にしてきたと思います。

しかし、実際はそのような情報の通りに資産は増えていきません。

eMAXISSlimS&P500を毎月1万円積み立てる

こちらも意図的に切り取ったグラフですが、つみたてNISAで人気のeMAXIS Slim S&P500を2018年12月から毎月1万円積み立てた場合のリターン推移です。

ここ2~3年で米国株インデックス投資を始めた方は、このグラフのように資産がほとんど増えていないのではないでしょうか?

しかし、ここまでに紹介した米国株インデックス投資の特性を知っていれば、「話が違うじゃないか!!」とはなりませんよね。

もしかしたら、ここから10年はツラい時期が続くかもしれません。

ただ、今後も過去の歴史のように右肩上がりになるのなら、どこかで帳尻を合わすように爆発的に成長する場面にも遭遇できるはずです。

米国株インデックス投資はお手軽ですが精神力と忍耐力が必要な投資方法です。

未来を信じ、コツコツと積み立てていきましょう♪

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低迷期の心構えについては書籍を読むことで理解も深まりますよ。

米国株インデックス投資を始めるならつみたてNISAがおすすめ

これから米国株インデックス投資を始めるなら「つみたてNISA」がおすすめです。

通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかるので、今回のシミュレーション結果からリターンはさらに目減りします。

しかし、このつみたてNISAなら利益にかかる税金が非課税となる超お得な制度なのです。

つみたてNISAで投資を始めるならSBI証券楽天証券がおすすめです。

ネットで調べるとSBIも楽天もよく聞くけど、結局どっちがイイの?

そんなあなたのために証券会社の選択チャートを作成してみました。

どちらの証券会社を選んでも間違いはありませんが、普段よく使うサービスが何かによってお得度が変わります。

簡単に言うと

  1. 為替手数料を安く済ませたいならSBI証券
  2. 楽天系サービスをよく使うなら楽天証券

ちなみに僕は両方の口座を開設していますが、還元率が高く、楽天ポイント(普段の買い物ポイント)で投資ができる楽天証券でつみたてNISAを運用しています。

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