なら僕が生きている間はもう来ないな
なんて思っているそこのあなた!
決してそんなことはありませんよ。
長期間投資をしている限り、○○ショックといわれる大暴落には必ず出くわします。
そしてこの大暴落から逃れることはできません。
ちなみにリーマンショックは100年に一度といわれていますが、もっと大きな暴落であった世界大恐慌からまだ100年も経っていません。
リーマンショック同じサイズの凹みが100年間に何か所あるか数えてみましょう。
このように、どうせ来るとわかっているのならば、今から大暴落に向けて準備・対策をしておきましょう!
この記事を読んでわかること
- 大暴落に備えるために必要なのは現金
- 大暴落発生後のリバランス(追加投資)方法
- リバランスを(追加投資)するタイミング
この記事を読んでほしい人
- 必ず来るといわれている大暴落が怖い人
- 暴落に巻き込まれた時にどうしていいか分からない人
- そろそろ来ると言われているので、今投資を始めるべきか悩んでいる人
今回ご紹介する暴落時の準備・対策・対処法は、ぼくがいつも参考に(大変お世話になっている)している「氷河期ブログ」で紹介されている方法を元にしています。
氷河期ブログさんは豊富な知識と実体験を元にした、投資初心者に突き刺さる有益な情報を量産している資産形成ブログです。
また、資産運用以外にも様々なお得な情報が発信されています。
まだチェックされていない方は、当ブログを読んだ後(笑)に是非お立ち寄りください!
目次:ジャンプできます
大暴落に向けた準備|現金比率を見直そう
大暴落に向けての準備・対策でやることはただ一つです。
しっかり現金(無リスク資産)を確保しておく
では、どれくらい現金を確保したらいいのかをご紹介します。
リスク資産と現金(無リスク資産)は50:50に
一つの基準として、株式や投資信託等のリスク資産と現金等の無リスク資産を50対50で持つことです。
↓リスク資産・無リスク資産について詳細はこちら↓
50:50にすることによって
- リスク資産は資本主義経済と株式会社が生み出す利益に賭けている
- 一方で相場は大体やりすぎる方向に動くので暴落に備えている
と、バランスのいいスタンスを取ることができます。
ぼくが運用している資産の現在の比率もほぼ50:50です。
現在修正中なのでリスク資産の内容についての突っ込みは無用ですよ(笑)
このようにリスク資産と無リスク資産の比率を50:50で運用する投資戦略をカウチポテトポートフォリオと呼びます。
シンプルなルールでリスク管理しながら好きな銘柄に投資できるので、投資初心者にオススメの投資方法です。
↓カウチポテトポートフォリオについて詳細はこちら↓
50:50のメリット
リスク資産と無リスク資産を半々で持つことの最大のメリットは、
大暴落により株価が半分に落ちたとしても75%の資産が残るということです。
リスク資産の割合が大きければ大きいほどリーマンショックのような大暴落時に大きく資産を持っていかれます。
資産の半分を現金として持っておくことで、資産を多く残すだけでなく、その後もしっかりと対応することができるのです。
株価の変動に左右されにくい金(GOLD)や債券などもありますが、これらも結局はリスク資産なので50%の範囲内で運用していくことがベターです。
↓現金比率50%のメリット・デメリットはこちら↓
大暴落が発生した時はリバランスで対処しよう
では、実際に大暴落が発生したときの対処法をご紹介します。
リバランスを行いリスク資産:現金を50:50に戻す
リバランスとは暴落などによって崩れてしまった資産の比率を元に戻す行為です。
例えば、総資産2,000万円(リスク資産1,000万円無リスク資産1,000万円)とします。
この時、大暴落によりリスク資産価値が半分になったとすると、総資産額は1,500万円になり、比率は下のグラフのようになります。
この崩れた比率を、リスク資産を買い増す(追加投資)ことによって50:50に戻すのです。
現金比率を50:50と決めておけば、どこまで追加投資をしたらいいかの基準にもなりますよね(^^)
50:50に戻すには250万円分のリスク資産を買い増すわけですが、資産が半分になる大暴落時ですので、暴落前は500万円だったリスク資産をたった250万円で手に入れることにもなるのです。
その後、暴落時に半額で購入したリスク資産の金額が元に戻ると、大きく資産を増やすことができるのです!
一番大切なのは投資を止めない(退場しない)こと
最初にも言いましたが、長期間投資をしている限り、○○ショックといわれる大暴落には必ず出くわします。
これを回避することは不可能で、あなたが必死で積み立てた資産にもその牙は容赦なく襲い掛かり、大きく資産を減らすことでしょう。
大きく資産を減らすことで、かなりツラい時期が続きますが、ここで売却・撤退してはいけません。
辛くても何もなかったかのように、今まで通り淡々と積み立てを続けましょう。
暴落時に売却して投資を止めてしまうことが一番の悪手なのです。
積立投資で負ける人は価格が下がった時に売却・撤退する人
ということを覚えておきましょう。
リバランス(追加投資)のタイミング
暴落後すぐにリバランス(追加投資)を行うと、さらに価格が下がり大きな含み損を抱えてしまうリスクがありますので注意が必要です。
今はまだ底値ではないかもしれない
下のグラフは米国株VTIのリーマン・ショック時のチャートです。
リーマン・ショック時は暴落が始まって底値まで約半年の時間がかかっています。
暴落後1~2ヵ月経過した程度だとまだ底値ではない可能性が高く、早々にリバランス(追加投資)をしてしまうと、その後すぐ含み損を抱えてしまう可能性が高いのです。
株価下落の要素がまだ多い今の時期に追加投資をする必要はないというのは大切なポイントです。
底値を過ぎてからの追加投資でも資産は十分増える
追加投資のタイミングを逃してしまうと、その後の利益の機会損失になってしまうと考えがちですが、追加投資は底値を通り過ぎて1ヵ月後でも十分に資産を増やすことが可能です。
こちらは、リーマン・ショックが発生してから底値になるまでの期間で、どのタイミングで追加投資をするとどれくらいのリターンを得られかシミュレーションした表です。
表を見ると、暴落開始直後に追加投資するより、底値で追加投資した方が圧倒的にリターンが大きいことがわかります(当たり前ですが・・・)。
そしてポイントとなるのは、底値から脱出した翌月の2009年3月に追加投資をしても624,053円もリターンがあり、この中では2番目の大きさになることです。
底値を通り越して、株価が上昇に転じた後の追加投資でも十分に資産を増やすことができるのです。
↓リバランス(追加投資)のタイミングについての詳細はこちらをお読みください↓
まとめ|投資初心者はリスクよりの行動をとりがち
- 暴落の準備としてしっかり現金を準備しておく
- 暴落時は元の現金比率になるまで追加投資(リバランス)する
- 追加投資(リバランス)のタイミングは底値を過ぎた後
(焦らずじっくり待つこと)
なぜ、しっかりとした現金確保が必要なのかというと、
「初心者は自分で運用するとリスク寄りになる」
からです。
ここまで紹介した比率50:50だと期待できるリターンが少なくなるからリスク資産の比率を増やしたいと思うかもしれません。
しかしこれは、投資初心者がやりがちな「リスク寄り」になる典型例です。
僕もそうでしたが、投資初心者は暴落を経験したことがないうえに、資産を増やしたいという思いが強すぎるため、リターン重視で投資してしまいがちです。
しかし、それはかなり危険な行為です。
投資で最も重要なことは「リスク>リターン」です。
「いくら儲けたい」より「どこまで耐えられる」が大事なのです。
自分のリスク許容度は暴落を経験するまでわからない
と心の中で思っている方は多いと思います。
しかし、いざ自分の身に降りかかった時に本当に冷静でいられるかは、実際に経験するまでわかりません。
2000年頃に発生したITバブル崩壊では、その後13年も低迷が続きました。
あなたは資産が半分に減ったまま13年耐えられますか?
暴落に巻き込まれている最中はいつ株価が戻るかわかりませんが耐えられますか?
事実、多くの人が暴落に耐えられずに売却・退場し、大きな損失を抱えています。
積立投資などの長期投資は強靭な忍耐力と精神力が必要ということを肝に銘じ、きたる大暴落に向けしっかりと準備しておきましょう。
↓暴落ケーススタディはこちら↓
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