ウェルスナビや投資信託等で積立投資をされている方は、暴落しても売ってはいけない、暴落時に追加投資する方が将来的には儲けを大きくするというのはご承知だと思います。
↓よく知らないって方はこちら↓

長期間投資をしていると±10%くらいの価格変動は日常茶飯事です。
よし、追加投資や!!
ちょっとお待ちを!
価格急落・暴落後すぐの追加投資・入金はリスクが高いので注意が必要です。
今回は急落・暴落後すぐの追加投資のリスクについての解説と、急落・暴落時のどのタイミングで追加投資・入金するとリターンが大きいのかを検証したので共有したいと思います。
この記事を読んでわかること
- 大暴落が発生した時の追加投資のベストタイミング
- 歴史的な大暴落は底値になるまで1年以上かかることがある
この記事を読んでほしい人
- 投資信託やウェルスナビ等で積立投資をしていて、追加投資を検討している人
- 追加投資タイミングについて知りたい人
結論から言うと、歴史的な大暴落が発生した時は、底値になるまで半年~2年かかることもあるので、焦らずじっくり待ち、底値を過ぎてから追加投資を行っても十分にリターンを得ることができます。
ぼくも大きく値を下げた時に、焦って追加投資をしたけど翌週もっと下がって涙を流す、という経験を何度かしています。
もう資金ないんですけど・・・(TдT)
これ、精神的にツラいんですよね・・・。
追加投資のタイミングについて悩んでいるあなた!
これを機会に追加投資のタイミングについて知り、より大きなリターンを狙う方法を身につけてみませんか?
歴史的大暴落は底値まで数か月~数年かかる
急落・暴落後すぐの追加投資はなぜリスクが高いのかというと、追加投資のタイミングが底値かどうかわからないからです。

こちらは米国株(VTI)のリーマン・ショック時のチャートです。
見ていただくとわかりますが、2008年8月から下がり始め、底値となったのは2009年2月(厳密には3月の頭)と底値まで6ヵ月もかかっています。
最初の1ヵ月で大きく下げていますが、2か月目はそれ以上に急落してるんです。
ちなみに、2000年のITバブル崩壊時は底値まで約2年もかかっています。

このように、価格が大きく下がったからといってすぐに追加投資をすると、さらに下がって含み損を抱えるリスクがあるので注意が必要なのです。
追加投資ベストタイミングを検証してみた
価格が落ち続けた6ヵ月間、どのポイントで追加投資したら資産が一番増えるのかシミュレーションしてみました。
シミュレーション条件
- モデルはリーマンショック
- 金融商品は米国株(VTI)
- 追加投資額は100万円
- 検証期間は暴落開始の2008年9月から暴落前の価格に戻る2011年10月
- 暴落開始の2008年9月からそれぞれどの月に追加投資したら期間内でいくらのリターンになるかをシミュレーション
- ありえないけど、100万円を7ヵ月で分散投資した場合もシミュレーション
暴落開始の2008年9月から10月、11月、12月、2009年1月、2月(底値)、3月の内、どのタイミングで100万円の追加投資をするとリターンがいくらになるのかをシミュレーションしました。
ついでに、ありえないですが2008年9月~2009年3月の7ヵ月間で100万円を分散で追加投資した場合も入れてあります。

こちらは追加投資のタイミング別価格推移です。
当たり前ですが、暴落開始後すぐに追加投資した場合が一番リターンが低く、底値で追加投資した場合が一番リターンが多いのがわかります。
少し見にくいので最終のリターンだけ切り取ってみます。

- 暴落開始直後2008年9月に100万円追加投資するとリターンは101,439円
- 底値の2009年2月(厳密には3月の頭)に100万円追加投資するとリターンは746,265円
追加投資のタイミングによって最大で約64万円もリターンに差が出ることがわかりました。
リーマンショックの場合は暴落してから半年後がベストタイミングとなります。
※すべての暴落時の追加投資タイミングが半年後という訳ではありません。
う~ん、この差は大きい・・・
そしてポイントとなるのは、底値から脱出した翌月の2009年3月に追加投資をしても624,053円もリターンがあり、この中では2番目の大きさになることです。これは意外ですね。
しっかり儲かるのね!
結論:追加投資は焦る必要はない!
- 歴史的大暴落は底値まで半年~数年かかる
- スグに追加投資するとさらに下がり損が広がることも
- 底値を脱してからの追加投資でも効果は大きい
今回はモデルがリーマンショックだけなので一概には言えませんが、暴落し始めても焦ることなくじっくり様子を見て、底値を脱出したなというタイミングで追加投資をしても十分にリターンを得ることができます。
なので相場が読めないのであれば、底値まで待ってそこから追加投資をするというのも有効な手段の一つと言えます。
2018年10月現在、1ヵ月で価格は大きく下がり追加投資を検討している方は多くおられると思いますが、価格が下がり始めてまだ1ヵ月しか経過していません。
もうしばらく様子を見てからの判断でもいいですよ!
もし1ヵ月で価格が戻ってしまうと損した気分になると思いますが、1ヶ月で元に戻る価格変動なんて今後数えきれないほど出現するはずです。
ぼくのように投資初心者が相場を読むことは不可能なんですから、その程度のことは無かったことにして、淡々と積み立てていくことが結果的に効率が良く精神的にも安定できるのではないかと思います。

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