【ウェルスナビ卒業】
Twitterで発信したりブログを書くことによって、少しづつ投資の知識が付いてきたのでウェルスナビを卒業しました。
先週はソシャレンも撤退して資金を抜いたので、この1週間でキャッシュを約200万円確保しました。
ここからどう運用するから悩みたいと思います(^^) pic.twitter.com/AIWHt4jhKd
— ナザール@暴落お兄さん (@investor_Nazal) September 13, 2019
タイトルの通り、この度ウェルスナビを卒業しました。
【ウェルスナビ卒業の理由】
- 自分の投資哲学が定まってきた
- 自分で運用する知識がついてきた
- 新たな運用にトライしたくなった
- トライするなら景気後退する前に利確したい
ウェルスナビは、いうなれば投資の完全外注化です。
手数料1%払ってくれれば、そのめんどくさい部分を代行しますよ!毎月一定額預けてくれたら後はこちらでやりますよ!というのがウェルスナビというサービスです。
これまでブログやTwitterで情報発信を続けてきたことで、資産運用の知識が身につき、外注の必要がなくなったことが大きな理由です。
ということで、今回はウェルスナビをやめたことをきっかけに、ウェルスナビ(ロボアドバイザー)の存在価値について考えてみました。
この記事を読んで分かること
- ウェルスナビの存在価値
- ウェルスナビが否定される理由
- ウェルスナビをやめる分岐点
この記事を読んでほしい人
- ウェルスナビを運用してて物足りなく感じている方
- ウェルスナビを始めてみたいけど批判が多く悩んでいる方
ウェルスナビをやめようか悩んでいる方、これからウェルスナビを始めようか悩んでいる方の選択の一つの指標になれば幸いです。
結論から言いますと、賛否両論ありますが僕はウェルスナビ(ロボアドバイザー)に存在価値はあると考えています。
僕はVTIが何かすら知らない状態で始めした。それでも投資ができる敷居の低さはロボアドの立派な存在価値だと思います。
そして、割高な手数料などで批判も多いウェルスナビですが、最終的に43,490円(+3.0%)と銀行預金ではまずたどり着けない利益ももたらしてくれました。
物足りないと感じたら簡単に止めることもできますし、知識ゼロから資産運用を始めるなら投資の入り口としてウェルスナビという選択はアリだと思います。
どんな形であれ、資産運用をするというのは預貯金のみの方々と比べれば100歩は前を歩けてる思います。
目次:ジャンプできます
存在価値|優秀な投資先にバランスよく投資でき、不自由さがリスクを抑制する
1年半という短い期間でしたが、実際にウェルスナビで運用してみて良かったこと、「これは存在する価値がある」という部分をまずはご紹介します。
投資先は優秀な銘柄ばかり
どれも実績のある銘柄で、この中でも米国株(VTI)はこの10年で価格が3倍になっていて、純資産額も世界5指に入る最強クラスの銘柄です。
↓ウェルスナビが運用する金融商品について詳細はこちら↓
不必要にリスクをとらなくて済む
僕はウェルスナビを運用し始めの頃は、資産配分を自由に変えられないことをとても窮屈に感じていました。
しかし、これは逆に考えると、知識のない初心者が不必要にリスクをとらないで済むとも取れます。
そう思ったのは、資産運用で相談した時に心に刺さった言葉があるからです。
初心者はリスク寄りな行動をとる
投資初心者は暴落の痛みを知らない(ぼくも知らないけどw)ので攻めた運用になりがちです。
ウェルスナビの投資方針は全世界ポートフォリオ + 債券・リート・金 といった形をベースにポートフォリオを組んであり、株式のリスクを債券や金がクッションの役割を果たしています。
例えば
- 米国株VTIが一番儲かるからこれ1本にしたい
- 日欧株VEAはずっとマイナスだからポートフォリオから外したい
- 債券は値動きがほとんどないから意味がない
このように目先の損益だけでウェルスナビをやめたいと思っているのなら、あなたは典型的な「リスク寄りの選択」をしようとしているので要注意です。
資産運用は自分のリスク許容度を測り(ウェルスナビを始める時にやった診断)、その範囲内で運用することが鉄則です。
これを無視してリターン重視で投資をすると、大暴落が発生した時に耐え切れずに大失敗するリスクがあるということを知っておきましょう。
↓リスク許容度の測定方法について詳細はこちら↓
初心者では難しいリバランスを自動でやってくれる
1年半でリバランスは2度ありました。
ウェルスナビから事後報告で伝えられるのでスクショがないのが残念ですが、行われたリバランスは絶好調の米国株を売却し不調な他の株式を買い足すものでした。
【リバランスは初心者には難しい】
リバランスは値上がりした銘柄を売却し、値が下がっている銘柄を買い増す行為なので、初心者には心理的に難しいです。
「AとBの差が〇%以上になったらリバランスをする」といったルールで機械的に行なうことが一般的です。
ですが、やっぱり難しいと思います。
— ナザール@暴落お兄さん (@investor_Nazal) September 5, 2019
これはTwitterでも何度か呟いたのですが、好調な銘柄を売却して不調な銘柄を買い増すという行為は、投資初心者には心理的に不可能に近いです。
正直、投資歴3年~5年クラスの投資家の方でもちゃんとやれているのか怪しい。
このような感情を一切無視して、問答無用でリバランスを実行できるのはロボットならではだと思います。
あなたは今、リバランスを機械的に実行できていますか?
様々な資産の値動き・相関を知れた(おまけ)
これはブログを書くために資産別の値動きを記録していた副産物なので、普通の人には当てはまりません(笑)
ウェルスナビを運用して感じた価格変動の特徴
- 米国株は変動は大きいが含み益も大きい
- そのほかの株式は米国株に引っ張られる
- 債券や金は聞いていた通り株式の変動に左右されにくい
価格変動を記録したことで米国株の派手さを実際に体感できたことは個人的に大きな収穫でした。
ウェルスナビが否定される理由
ウェルスナビが批判される理由は次の3つです
- 誰でも購入できる銘柄ばかりで大した運用をしていない
- それなのに手数料が高い
- 情弱をターゲットに商売をしている
投資先は誰でも購入できる銘柄ばかり
先ほど紹介した通り、投資先の銘柄はどれも実績十分な銘柄ばかりですが、これらは証券会社で簡単に購入できるものばかりです。
そして、証券会社の口座開設はウェルスナビで口座開設するのと同じくらい簡単です。
このように「誰でも簡単に買える商品を運用するだけでロボアドバイザーなんて笑わせるな」というのはウェルスナビが批判される大きな要因の一つです。
誰でも購入できるのに手数料が高い
皆さんご存知のとおり手数料が高いというのも大きな要因ですね。
ウェルスナビの手数料は1%ですが、実はこれに加えそれぞれの銘柄の信託報酬も別途必要です。
ウェルスナビのコスト総額は
(手数料1% + 信託報酬)× 消費税
実質1.2%程度かかるんです。
う~ん、こうやってみると高いことは事実ですね(;^_^A
↓手数料の影響について詳しくはこちら↓
手数料でやってもらえること
出典:ウェルスナビ
為替手数料は100万円をドルに代えることで2500円、売買手数料はSBI証券、楽天証券ともに約定額の0.45%かかります。
これに加えて
- 自動積立
- 分配金の自動再投資
- 自動リバランス
- 自動税金最適化(DeTAX)
ここまでが手数料1%の内容です。
この手数料が高いと思うか妥当と思うかがウェルスナビを始める(続ける)かどうかの分かれ目となります。
手数料が原因で資産が減ることはない
割高と言われる手数料ですが、減配などがない限りは 配当 > 手数料 なので、手数料が原因で資産が減少することはありません。
↓実際に払った手数料や30年支払い続けた試算など詳しくはこちら↓
ウェルスナビは投資の情弱をターゲットにしている
もしかしたら、ここが一番嫌われている要因なのかもしれませんが、はっきり言うとウェルスナビは投資の情弱をターゲットに商売をしているサービスです。
そして、そのアフィリエイトで稼いでいるブロガーが多いということも大きな要因です。(特大ブーメランw)
ここまでの話をまとめると、「ウェルスナビは投資の知識の無い方に誰でも買える金融商品を高い手数料で売るサービスで、さらにブロガーが金儲けのために拡散しまくっている」ということになります。
自分で運用し手数料を安く抑えている方からすると嫌悪感があるのはしょうがないでしょう。
しかし、方法はどうあれ「情弱でも投資ができる」というコンセプトは僕は優秀だと思っています。
知識ゼロからのスタートだとインデックス投資はハードル高いですよね(^_^;)
最初は「株式指数と同じ動きを目指す」っていう意味がサッパリわからなかったです…
なのにどのサイトを見ても「株式指数と同じ動きを目指す」の説明ばかり・・。そして、投資信託と何が違うの?
難しすぎるわ!!
— ナザール@暴落お兄さん (@investor_Nazal) September 11, 2019
投資って敷居が高過ぎて、知識ゼロから始めるって本当に難しく、インデックス投資という言葉でさえ高いハードルとなるんです。
現に僕は投資を始める時にインデックス投資までたどり着けませんでした。
なので僕は投資の入り口はもっと式を低く多様化するべきだと思っています。
僕のように、米国株すら知らない人たちでも投資ができるチャンスはあってもいいハズです。
ウェルスナビも米国株インデックス投資も含み損を抱える確率は変わらない
おそらくウェルスナビをやめることを考えている方は、手数料以上にポートフォリオに不満を持っている方が多いのではないかと思っています。
「米国株(VTI)1本で運用したい」など、もっとリスク寄りの運用をしたいという方がほとんどでしょう。
出展:ウェルスナビコラム
しかし、ウェルスナビで積み立てをしようが、米国株(VTI)1本で積み立てをしようが、積立投資であることに変わりはありません。
最初の数年はあまり儲からないし、寄りのリスク寄りの運用をするのであれば含み損を抱えるリスクはむしろ増える可能性が高いことは知っておきましょう。
まとめ|存在価値はあるが物足りないと感じたたら卒業のタイミング
- ウェルスナビは知識ゼロの方向け投資の外注サービス
- 投資先は優秀だが証券会社で簡単に買える
- ロボというほど複雑なことはしていないのに手数料が高い
- 不必要にリスクを取れないこと、自動リバランスはメリットである
- 敷居の低い入り口か、情弱向けサービスか、捉え方が選択の分かれ目
結果的に僕はウェルスナビをやめましたが、僕を投資の世界に引き込んでくれたウェルスナビには感謝しています。
僕と同じように投資の世界に足を踏み入れる人がいるなら、それはウェルスナビ(ロボアドバイザー)の存在価値だと思います。
ウェルスナビをやめようか迷っている方へ
この記事を読んでくれているあなたは、知識ゼロからウェルスナビで運用始めたものの、本格的に投資に興味を持ってしまいウェルスナビをやめるか悩んでいるのではありませんか?
というか、やめる理由を探していませんか?
もしそうなら、もうこの時点でウェルスナビはもうお役御免です。
投資に興味を持てば持つほどウェルスナビのネガティブな部分が目についてきて、ウェルスナビをやめたくなっていきます。
僕は長期投資はストレスを感じながらするものではないと思っているので、ウェルスナビの運用方法にストレスを感じているのなら引越しした方がいいと思います。
ただし、ウェルスナビをやめるということはリスクを自分で管理することを意味します。
目につくネガティブな部分が本当にネガティブなのか、自分が初心者丸出しでリスクを取りに行っているだけなのかはしっかり考えましょう。
ちなみに当サイトではインデックス投資の始め方を完全サポートしていますので、よかったらこちらもお読みくださいませ。
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