つみたてNISAやiDeCo、通常の投資信託などで最もおすすめできる金融商品の一つである
楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)
そのリターンが気になる人も多いと思います。
僕も つみたてNISAで運用していますが、2019年12月29日時点で+16.99%と絶好調です!
※この時点での含み益に一喜一憂しても意味はありません
ということで、今回は2019年9月に楽天投信投資顧問から発表された最新の実質コストを使用して楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)の利回りシミュレーションをしてみましたのでご紹介します。
この記事を読んでわかること
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)の投資先
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)の利回りシミュレーション
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)との比較
- 2020年追記|為替の影響について
この記事を読んでほしい人
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)の利回りが気になる人
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)とどちらにしようか迷っている人
先に結論を言いますと、シミュレーションした結果、過去10年の利回りは8.82%と驚愕の数値をたたき出しています。
これは、100万円を一括投資した場合、10年で2.3倍の230万円まで増える計算になります。
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)は国内で購入できる投資信託の中でも最強クラスの金融商品です。
自分の資産が8.82%で増える想像をしてみてください。
どうですか?
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)に興味がわいてきませんか?
目次:ジャンプできます
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)の概要
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)とは
簡単に言うと、楽天という卸業者が米国のVTIという銘柄を買い付け、小分けにして投資家に販売する投資信託です。
VTIとは「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」の略で、組み入れ銘柄数は約3,500銘柄、VTIだけで米国株式のほぼ100%をカバーでき、米国経済の成長そのものを商品化したようなものなのです。
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)の投資先
こちらは楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)に含まれる銘柄TOP10です。
上位にはアップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット(google)等、そうそうたる企業が並んでいます。
iphoneがなくなって、会社のPCもwindowsではなくなって、アマゾンで買い物もできなければgoogle検索もできない。こんな世の中想像できますか?
それだけスゴい銘柄が組み込まれているのがこの楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)なんです。
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)と本家VTI(ETF)の違い
と感じてる方は多いと思うので、その意味について解説します。
違いを超大雑把に説明すると、本家VTI(ETF)がホールケーキで楽天・全米株式インデックス・ファンド(投資信託)はショートケーキです。
本家VTI(ETF)は基本的にホール単位での販売で2019年9月時点で16,000円くらいしますが、投資信託は100円単位でショートケーキに切り分けてくれます。
使っている材料は同じなので、同じ味(リターン)を味わうことができるんです。
手数料は楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)の方が高い
本家VTI(ETF)の信託報酬は0.03%で楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)の0.1596%と比べると桁違いに安いです。
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)は、楽天が卸業者となり米国から本家VTIを買い付け、小分けで販売する商品なので手数料はどうしも高くなるんです。
【信託報酬】
- 本家VTI(ETF) 0.03%
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI) 0.1596%
過去15年チャートでリターンシミュレーション
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)は発売されて2年しか経過していないので、証券会社のHPでは長期の成績はわかりません。
そこで、本家VTI(ETF)の過去15年のチャートを使用して利回りをシミュレーションしてみました。
シミュレーション条件
- 毎月1万円を15年積み立てた場合のリターンをシミュレーション
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)は発売されて2年しか経過していないのでETF版のVTIチャートを使用
- チャートはTradingViewを使用しシミュレーション
- 2019年の実質コスト0.191%で計算
- 再配当は考慮しない
※2019年9月に楽天投信投資顧問から発表された最新の実質コストでシミュレーションしています。
↓実質コストについて詳細はこちら↓
15年運用すると年平均利回りは7.9%!
毎月1万円を15年積み立てると、元本180万円に対し総資産額は346万円まで膨らみます。
利益:166万円 年平均利回り7.9%
と驚愕の数値です。
これは月1万円なので5万円だと利益は830万円にもなります。
こちらは15年間の価格の伸び率です。
リーマンショックで大きく値を下げた時期もありますが、最終的に277%まで伸びています。
ここまで実績が凄まじいと大人気なのも頷けますね!
最強といわれる米国株も辛く長い時期があった
ここまで良いことばかり紹介しましたが、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)にも長く辛い時期があったんです。
今回シミュレーションした15年前はITバブル崩壊から約1年が経過した頃です。
そこから右肩上がりで価格は上がりますが、バブル崩壊前の価格に戻った瞬間、今度はリーマンショックに襲われ暗黒時代を過ごすことになります。
直近10年は右肩上がりの凄まじい実績ですが、その前は10年以上も辛い時期が続いています。
これはこれから先も起こる可能性があり、夢と希望で買った楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)も10年以上まともなリターンが無い時期が続くかもしれないということを想定しておきましょう。
↓ITバブル崩壊について詳細はこちら↓
2020年追記|米国株投資は為替の影響を受けることを知っておこう
日本で米国株投資している人にとって、避けては通れないリスクがあるとことをご存知ですか?
それは為替リスクです。
ブログなどでよく見るチャートはドル建てのものが多く、実際に円建てに換算した時は、下のグラフのようにドル建てとは異なる値動きをしていて、この値動きの差を為替リスクと言います。
本記事で使用しているチャートは本国米国・ドル建てのチャートですが、楽天VTIは円建てなので要注意です。
こちらはVTIではなくS&P500ですが過去22年間のチャートをドル建て・円建てでの値動きを比較したものです。
この為替リスクが米国株投資に与える影響は大きく、ITバブル崩壊やリーマンショック級の歴史的大暴落に巻き込まれた場合、本国のアメリカ人以上に辛い思いをするんです。
↓為替の影響について詳しくはこちら↓
気になるeMAXIS Slim米国株式(S&P500)との比較は
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)のライバルともいえるeMAXIS Slim米国株式(S&P500)。
どれくらいリターンに差があるのか気になっていたり、どちらに投資しようか迷っている方は多いと思います。
同じように過去チャートを使用しシミュレーションしてみると5年の短期では互角ですが、20年の長期で見ると楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)の方が実績は良いことが分かりました。
↓eMAXIS Slim米国株式(S&P500)との徹底比較はこちら↓
まとめ|楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)は超優秀!
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)は最強クラスの投資信託
- 過去15年の利回りは7.9%
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)とはほぼ互角だが、長期で見ると楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)が有利
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)はITバブル崩壊やリーマン・ショックなどの大暴落を含めても、年利回り7.9%の実績を残しています。
年平均利回り7.9%は20年続けると元本が3倍を超える凄まじいパフォーマンスです。
しかも米国株は全世界の株式時価総額の50%以上を占めており、これから10年・20年単位では大崩れする可能性は低いと個人的には思っています。
これから投資を始める方はポートフォリオのメインとして積み立てることで、今後も大きなリターンを得られる可能性は高いでしょう。
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)を始めるなら「つみたてNISA」
これから楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)で投資を始めるなら「つみたてNISA」がオススメです。
通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかるのですが、このつみたてNISAなら利益にかかる税金が非課税となる超お得な制度なのです。
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