0.投資をする理由

知識ゼロから始めるなら個別株よりインデックス投資がオススメな理由

これから株式投資を始めたい!

  • Windowsやiphone、amazon、googleがなくなるとは思えない!プラットフォーム企業に投資したら儲かるのではないか?
  • このサービスはこれから必ず伸びると思うから今のうちに投資をしたい!
  • 高配当な企業に投資して配当生活を目指したい!

等々、企業の発展に投資して自分の資産も発展させる株式投資は魅力いっぱいですよね。

現在インデックス投資がメインの僕も個別株の運用に魅力を感じていて、これから取り組むか検討しているところです。

だがしかし、これから投資を始めようとしているあなたには個別株への投資ではなく、インデックス投資をオススメしたい!

書籍や雑誌では大きなリターンを得られるよう特集される個別株投資ですが、実はリスク管理が難しく難易度の高い投資方法なんです。

ということで、今回は投資の難易度という側面から比較し、知識ゼロから始めるなら個別投資よりインデックス投資の方がオススメな理由を解説します。

↓インデックス投資についてよく分からない方はこちら↓

【用語解説】インデックスファンド(いんでっくすふぁんど)インデックスファンドとは「日経平均」や「ダウ平均」等の株式指標(インデックス)と同じような値動きをするように作られた投資信託です。...

この記事を読んで分かること

  • 個別株投資は知識と判断力が必要な高度な投資方法
  • 個別株は分散投資が難しい
  • 個別株投資でインデックス投資に勝つことは難しい
  • ただし、個別株投資には高配当戦略などインデックス投資にはない魅力も沢山ある

この記事を読んでほしい人

  • 知識ゼロだけど個別株に興味があってこれから始めたい人
  • 個別株投資かインデックス投資か迷っている人

冒頭でも言っていますが僕は個別株投資自体はとても魅力的な投資方法だと思っています。これを否定しているわけではありません。

ただ、個別株投資はインデックス投資と比べると管理する項目が多くリスクも高い、知識と判断力、時間が必要な投資方法です。

経済情勢の変化に対応できる知識やスキルが不足しがちな投資初心者には、管理工数と判断回数が少なくて済む「投資信託によるインデックス投資」の方が失敗する可能性は低くなるのです。

企業の経営状態を読み取るスキルが必要

個別株投資は投資先となる企業を選び、その企業の株を購入する投資方法です。

なので投資先の企業の経営状況を見て、自分の投資先として相応しいかの判断、投資後は投資先の企業が健全な経営を続けているかを常にチェックする必要があります。

主な経営状況の確認方法

  1. 財務諸表(貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書)を見る
  2. 四季報等で経営状況を確認する
  3. スクリーニングサイトで条件を抽出して確認する
知らない単語ばかり・・

僕は仕事柄、財務諸表を見ることがあるのですが、財務諸表はある程度会計の知識がないと読み取ることはできません。

四季報も2,000ページの中から自分に合った投資先を探す必要があります。

スクリーニングサイトは様々な経営指標から好条件の企業を抽出することができますが、必要最低限の経営指標の意味を知っておかなければなりません。

この部分が個別株投資の楽しさである反面、難しい部分でもあるんです。

10社以上の銘柄を常に監視し続ける

また、個別株投資は投資後も健全な経営ができているか投資先を監視し続ける必要があります。

リスクを分散させるため、個別株投資は一般的に10銘柄以上でポートフォリオを構成しますが、目まぐるしく変動する経済状況の中で10社以上の経営状態を読み解いて判断し続けるってかなり高度な作業です。

個別株投資は投資先を監視し、資産配分が崩れないようにメンテナンスが必要です。

株価の伸びは企業によって違うので、時間が経つにつれ資産配分が崩れてきます。
リスクの高い銘柄の方が値上がりしやすいので、長期間放ったらかすとポートフォリオのリスクはどんどん上がっていきます。

いったん投資先を決めたら後は「放ったらかしでいい」という意識だと、相場が急変した時に想定以上の値動きにノックアウトされるかもしれません。

Twitterでは「そんなに構えなくても出来ますよ」とのご意見もいただきましたが、「財務諸表などを全部見ていないけど、見るポイントを決めてサラッと見ている」の言葉は知識があるからこそ言える言葉です。

厳密に突き詰めないとしても、ポイントを決めてサラッと見て判断するスキルは必要なのです。

インデックス投資なら経営状況の判断は不要

インデックス投資は「日経平均」や「ダウ平均」「S&P500」などの経済指標そのものに投資するようなものなので、銘柄ごとの経営状況の判断は必要ありません。

複数のインデックスに投資している場合はリバランスなどのメンテナンスが必要になることもありますが、それでも年に1度というレベルで十分です。

投資する経済指標(インデックス)を決めて、積み立て設定を行うと後は基本的には淡々と積み立てていくのみです。

普段の運用に手間がかからず、他のことに集中できるのはインデックス投資のメリットです。

物理的に分散投資が難しいので暴落リスクが高い

個別株投資は物理的に分散投資が難しいのでリスク分散も難しいという特徴を持っています。

先ほど説明した通り、個別株投資は投資先の管理に手間と時間がかかるので、しっかり管理しようと思うと10~20銘柄が限界なんです。

上図のように投資先が少ないと1つの企業が傾いた時に大きな影響を受けてしまいます。

それに対しインデックス投資は一つの銘柄を選ぶだけで、個別株投資とは比にならない分散投資を実行できます。

例えば、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)という投資信託であれば上図のように500社に分散できます。(500社均等配分ではありません)

さらに全米株式にすると約3,500社、全世界株式まで広げると約8,000社と円グラフでは表しきれません。
ここまで分散すると多少の企業が不祥事や経営危機などで株価を落としたり破綻したとしてもほとんど影響はありません。

大手企業も経営不振で大暴落する

企業レベルで見ると、株価の暴落はリーマンショック等の経済危機だけでなく、単純に経営不振や不祥事、自然災害などでも発生します。


出展:TradingView

こちらは米国企業GE(ゼネラル・エレクトリック)の過去10年のチャートです。

操業130年の老舗、一時は世界最大の時価総額を誇り110年間もダウ平均に構成されていたGEも、ここ数年は業績不振に苦しんでおり、この2年で株価は約3分の1まで下落、配当もほとんどなくなっている状態です。

10社程度のポートフォリオの中でこのような企業が発生すると資産に大きな影響を与えてしまいます。

そしてさらに、早々に損切りしてしまうか、回復を待つのかをここから悩むことになります。

暴落で含み損が10万円か・・。
損切りした場合、配当で10万円取り返すのにどれくらいかかるんだ?
うーん、やっぱり回復を待つべきか・・・
迷う。。

自分の投資方針や哲学が定まっていない人はここから暴落をきっかけにドツボにはまる可能性があります。

Twitterのやり取りでも経験者の方々から参考になる貴重な体験談をいただきました。

このように、インデックス投資と比べると価格変動が大きいということは頭に入れておきましょう。

税金がいろいろ難しい

外国の個別株に投資する場合、税金問題は最大のデメリットと言えるかもしれません。

売却益と配当金で税金が異なる

例)米国株にかかる税金

  1. 売却益:国内課税20.315%(所得税15.315%+住民税5%)
  2. 配当金:米国課税10%+国内課税20.315%
え、配当金の場合は米国でも税金取られるの!?

米国株で取引をした場合、売却益は租税条約によって国内課税のみですが、配当金には適用されないため国内に加え米国でも10%課税されるため二重課税となってしまいます。

この米国での課税は外国税額控除の対象となるので確定申告を行うことで還付を受けることができますが、限度額があるため全額返ってくるわけではありません。

為替取引にも税金がかかる

円高だから今のうちに円を米ドルに換えておこう!

円高時に円を米ドルへ両替しておくことで効率的に米国株を購入できますよね。

しかし、ドルへ両替した後に株価が高い等の理由で米国株を購入せずにそのまま置いておくと痛い目に遭う可能性があります。

円・米ドルによる為替差益はFXで得る利益と同様に雑所得として税金がかかるんです。

100万円を「1米ドル=100円」のときに1万米ドルに両替し、米ドルのままで口座内に放置しておき、「1米ドル=120円」のときに、その1万米ドルを全額使って米国株を買った場合その時点で20万円の「為替差益」が発生したことになり、雑所得となる。

出展:Noa Diary

なんてこったい・・・

円決済や両替後に即株式購入するなどの方法で為替差益にかかる税金を回避することができます。
ブログ&投資仲間のノアさん(@eden_0202)が為替差益に対する税金対策についてわかりやすく記事にされていますので是非お読みください!

投資信託なら税金を売却時まで繰り延べできる

個別株は配当金を投資家へ支払うため税金がかかりますが、投資信託のインデックスファンドは分配金を国内課税されることなく自動で再投資することができる(分配金を投資家へ支払わずファンド内で再投資している)ものが多く、実質税金がかかるのは売却時のみとなります。

また、個別株の場合は分配金が投資先の株価以上でないと再投資できません。

Amazonやgoogleなど株価が1,000ドルを超えるものもあるため、配当金で再投資するには大量の資金で投資するか、ある程度配当金が貯まるまで待つ必要がありますし、米国株の場合はドルで配当が支払われますので、ドルのまま放っておくと先ほど紹介した為替差益の問題も出てくるなど、再配当で運用するには手間がかかる仕組みになっています。

対してファンド内で再投資する投資信託は株価(投資信託の基準額)以下でも再投資してくれるので効率的に資産を増やすことができるんです。

投資のプロでもインデックス投資に勝てない現実

ここまで難易度が高いと紹介してきた個別株投資ですが、こんなに高い難易度をこなして運用しても、インデックス投資にトータルリターンでほとんど勝てないというさみしい現実があります。

S&Pダウ・ジョーンズ・インディーズが2016年に調査したアクティブファンドのインデックスファンドに対する勝率

  • 1年:15%
  • 5年:8%
  • 10年:15%

出展:ZUU online

と、アクティブファンドのインデックスファンドへの勝率はとても低いんです。

アクティブファンドとは、簡単に言うと投資のプロが個別銘柄を選択・運用し、日経平均やNYダウなどのインデックスファンドを上回る運用成果を目指して投資する投資信託のことです。

このように、専門知識を身に付けた投資のプロでもインデックス投資に勝てていないのに、知識ゼロの投資初心者が個別株運用でインデックス投資に勝てる可能性はどれくらいでしょうか?

それでも個別株投資をやる理由は圧倒的な充実感

もうこれ個別株投資をする理由はないよね?

かなりインデックス投資寄りの話をしてきたので、そう思っている方も多いでしょう。
確かに、「効率的に資産を増やす」という目的であればインデックス投資の方が有利なのは事実です。

しかし、個別株投資は無限の自由度や高配当戦略など、インデックス投資では経験できない魅力も沢山あります。

特に、高配当戦略は配当金という目に見える果実を日頃から手にすることができるので、モチベーションも維持しやすく、資産が大きくなると配当金も大きくなり完全な不労所得として大きな安心感を得ることもできます。

荒波に揉まれることになる超長期運用ではモチベーション維持や安心感も大切な要素なんです。

まとめ|投資は失敗して退場しないことが一番重要

要点まとめ

個別株投資は

  1. 企業の経営状態を読み取るスキルが必要
  2. 物理的に分散投資が難しいので暴落リスクが高い
  3. 二重課税や為替差益問題など税金がいろいろ難しい
  4. 手間をかけずにプロ以上の実績を出せる

投資信託によるインデックス投資であれば上記4つに必要な知識やスキルを省略することができる。

ただし、個別株投資には高配当戦略などインデックス投資にはない魅力も沢山ある。

知識ゼロなら管理項目が少ない投資信託によるインデックス投資がオススメ

資産の最大化や配当生活など投資の目的は色々あれど、長期投資で一番大切なことは何が起きても投資を止めないことです。

株式投資ってどんなに暴落しても、売却してやめない限り負けることはないんです。

企業や経済の発展を信じ、相場に居続けることが重要です。

ただ、長期投資をしている限り、急な価格変動で資産を減らす場面は必ず遭遇しますし、これを回避することは不可能です。

このような荒波の中で投資を続けるには高配当戦略などのモチベーション維持や安心感も重要だと思いますが、まずは管理項目が少なく初心者でも取り組みやすいインデックス投資の方が失敗(退場)する可能性は低いと考えています。

これから株式投資を始めたい方、個別株とインデックス投資でお悩みの方はインデックス投資から取り組んでみてはいかがでしょうか?

インデックス投資の始め方

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