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- このサービスはこれから必ず伸びると思うから今のうちに投資をしたい!
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等々、企業の発展に投資して自分の資産も発展させる株式投資は魅力いっぱいですよね。
現在インデックス投資がメインの僕も個別株の運用に魅力を感じていて、これから取り組むか検討しているところです。
だがしかし、これから投資を始めようとしているあなたには個別株への投資ではなく、インデックス投資をオススメしたい!
書籍や雑誌では大きなリターンを得られるよう特集される個別株投資ですが、実はリスク管理が難しく難易度の高い投資方法なんです。
ということで、今回は投資の難易度という側面から比較し、知識ゼロから始めるなら個別投資よりインデックス投資の方がオススメな理由を解説します。
↓インデックス投資についてよく分からない方はこちら↓
この記事を読んで分かること
- 個別株投資は知識と判断力が必要な高度な投資方法
- 個別株は分散投資が難しい
- 個別株投資でインデックス投資に勝つことは難しい
- ただし、個別株投資には高配当戦略などインデックス投資にはない魅力も沢山ある
この記事を読んでほしい人
- 知識ゼロだけど個別株に興味があってこれから始めたい人
- 個別株投資かインデックス投資か迷っている人
冒頭でも言っていますが僕は個別株投資自体はとても魅力的な投資方法だと思っています。これを否定しているわけではありません。
ただ、個別株投資はインデックス投資と比べると管理する項目が多くリスクも高い、知識と判断力、時間が必要な投資方法です。
経済情勢の変化に対応できる知識やスキルが不足しがちな投資初心者には、管理工数と判断回数が少なくて済む「投資信託によるインデックス投資」の方が失敗する可能性は低くなるのです。
目次:ジャンプできます
企業の経営状態を読み取るスキルが必要
個別株投資は投資先となる企業を選び、その企業の株を購入する投資方法です。
なので投資先の企業の経営状況を見て、自分の投資先として相応しいかの判断、投資後は投資先の企業が健全な経営を続けているかを常にチェックする必要があります。
主な経営状況の確認方法
- 財務諸表(貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書)を見る
- 四季報等で経営状況を確認する
- スクリーニングサイトで条件を抽出して確認する
僕は仕事柄、財務諸表を見ることがあるのですが、財務諸表はある程度会計の知識がないと読み取ることはできません。
四季報も2,000ページの中から自分に合った投資先を探す必要があります。
スクリーニングサイトは様々な経営指標から好条件の企業を抽出することができますが、必要最低限の経営指標の意味を知っておかなければなりません。
この部分が個別株投資の楽しさである反面、難しい部分でもあるんです。
10社以上の銘柄を運用を続ける限り監視し続ける
個別株投資はインデックス投資のような「放ったらかし投資」は向いていません。
投資後も健全な経営ができているか投資先を監視しポテトポートフォリオのメンテナンスをやり続ける必要があるんです。
リスクを分散させるため、個別株投資は一般的に10銘柄以上でポートフォリオを構成した場合、目まぐるしく変動する経済状況の中で10社以上の経営状態を読み解いて判断し続けるってかなり高度な作業が必要なんです。
この感覚はとても重要だと思います.
高配当戦略は,長い目で冷静に管理し,いざという時に撤退できる方には,適した投資方法ですが,
「ほったらかし」で配当金もらえる,という意識だと…
リタイア後に向いているという面もありますが,高齢になって果たして管理できるのか,という懸念もある. https://t.co/u3BlqsqVgZ— 縞縞猫 (@_StrCat_) November 3, 2019
株価の伸びは企業によって違うので、時間が経つにつれポートフォリオが崩れてきます。
長期間放ったらかし、ポートフォリオが崩れていくほどリスクはどんどん上がっていきます。
業績不振の銘柄が発生しポートフォリオが崩れたら
- 信じて回復を待つのか
- ポートフォリオから外すのか
- 勢いのある銘柄を組み入れるのか
個別株は判断の連続なんです。
この部分が個別株投資用の醍醐味であるのですが、いったん投資先を決めたら後は「放ったらかしでいい」という意識だと、相場が急変した時に想定以上の値動きにノックアウトされるかもしれません。
そしてツイートにもあるように、運用を続ける限りは判断力の落ちる老後でもこのメンテナンスは続けなくていけないということも覚えておきましょう。
そんなに構えなくても出来ますよ♡ 真面目に突き詰めれば勿論そうあるべきでしょうが・・・
私は財務諸表なんて全部も見ていないし、決算書もサラッと、です。見るポイントを予め決めておく感じですね。大切なのは「減配・無配化しない」の一点ですから(´ω`*)
— しょこら@_πスラ萌え (@syokora11_kabu) November 8, 2019
Twitterでは「そんなに構えなくても出来ますよ」とのご意見もいただきましたが、「財務諸表などを全部見ていないけど、見るポイントを決めてサラッと見ている」の言葉は知識があるからこそ言える言葉です。
厳密に突き詰めないとしても、ポイントを決めてサラッと見て判断するスキルは必要なのです。
インデックス投資なら経営状況の判断は不要
インデックス投資は「日経平均」や「ダウ平均」「S&P500」などの経済指標そのものに投資するようなものなので、銘柄ごとの経営状況の判断は必要ありません。
複数のインデックスに投資している場合はリバランスなどのメンテナンスが必要になることもありますが、それでも年に1度というレベルで十分です。
投資する経済指標(インデックス)を決めて、積み立て設定を行うと後は基本的には淡々と積み立てていくのみです。
普段の運用に手間がかからず、他のことに集中できるのはインデックス投資のメリットです。
物理的に分散投資が難しいので暴落リスクが高い
個別株投資は物理的に分散投資が難しいのでリスク分散も難しいという特徴を持っています。
先ほど説明した通り、個別株投資は投資先の管理に手間と時間がかかるので、しっかり管理しようと思うと10~20銘柄が限界なんです。
上図のように投資先が少ないと1つの企業が傾いた時に大きな影響を受けてしまいます。
それに対しインデックス投資は一つの銘柄を選ぶだけで、個別株投資とは比にならない分散投資を実行できます。
例えば、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)という投資信託であれば上図のように500社に分散できます。(実際は図のような均等配分ではありません)
さらに全米株式にすると約3,500社、全世界株式まで広げると約8,000社と円グラフでは表しきれません。
ここまで分散すると多少の企業が不祥事や経営危機などで株価を落としたり破綻したとしてもほとんど影響はありません。
大手企業も経営不振で大暴落する
企業レベルで見ると、株価の暴落はリーマンショック等の経済危機だけでなく、単純に経営不振や不祥事、自然災害などでも発生します。
出展:TradingView
こちらは米国企業GE(ゼネラル・エレクトリック)の過去10年のチャートです。
操業130年の老舗、一時は世界最大の時価総額を誇り110年間もダウ平均に構成されていたGEも、ここ数年は業績不振に苦しんでおり、この2年で株価は約3分の1まで下落、配当もほとんどなくなっている状態です。
10社程度のポートフォリオの中でこのような企業が発生すると資産に大きな影響を与えてしまいます。
そしてさらに、早々に損切りしてしまうか、回復を待つのかをここから悩むことになります。
損切りした場合、運用で10万円取り返すのにどれくらいかかるんだ?
うーん、やっぱり回復を待つべきか・・・
迷う。。
自分の投資方針や哲学が定まっていない人はここから暴落をきっかけにドツボにはまる可能性があります。
Twitterのやり取りでも経験者の方々から参考になる貴重な体験談をいただきました。
個別株はインデックスの倍は値動きすることを覚悟しておいた方がいいですね。インデックスが-25%なら、保有株の一部は半額になっているかもしれません。 https://t.co/QCBTHPqPJE
— じゅん (@Jun_China_US) November 7, 2019
個別株なら
それ以上の下落も日常茶飯事。100万投資して、含み損-30万とかの時もありましたなぁ https://t.co/WMFuiXHQgK
— えにぐま/その辺の投資家 (@eniguma104) November 8, 2019
高配当狙いで金融株を検討している人がいたらリーマンショックの時にどれくらい落ちたかを調べておくと良いですよ
ソースはバンカメ(BAC)で▲95%くらいになったワイ
今はプラスになってるけど、当時は倒産するんだろなぁ、と眺めていました#ネオモバで高配当株探してる自分への戒め
— ななし@氷河期ブログの人 (@_teeeeest) November 9, 2019
半分どころか3分の1になるから。個別株なら5分の1も普通にある(〃゚A゚)y─┛~~ https://t.co/8gbxtjdNwD
— つみたてG (@TsumitateG2017) November 11, 2019
このように、インデックス投資と比べると価格変動が大きいということは頭に入れておきましょう。
投資のプロでもインデックス投資に勝てない現実
ここまで難易度が高いと紹介してきた個別株投資ですが、こんなに高い難易度をこなしてポートフォリオを構築しても、インデックス投資にトータルリターンでほとんど勝てないというさみしい現実があります。
S&Pダウ・ジョーンズ・インディーズが2016年に調査したアクティブファンドのインデックスファンドに対する勝率
- 1年:15%
- 5年:8%
- 10年:15%
出展:ZUU online
と、アクティブファンドのインデックスファンドへの勝率はとても低いんです。
アクティブファンドとは、簡単に言うと投資のプロが個別銘柄を選択・運用し、日経平均やNYダウなどのインデックスファンドを上回る運用成果を目指して投資する投資信託のことです。
個別株運用でインデックス投資を長期で上回る人がいるのは事実です。
しかし、専門知識を身に付けた投資のプロでもインデックス投資になかなか勝てていないのに、知識ゼロの投資初心者が個別株運用でインデックス投資に勝てる可能性はどれくらいでしょうか?
個別株投資をやる理由は圧倒的な充実感と当たった時の圧倒的なリターン
かなりインデックス投資寄りの話をしてきたので、そう思っている方も多いでしょう。
確かに、「投資初心者が効率的に資産を増やす」という目的であればインデックス投資の方が有利なのは事実です。
冒頭でも言いましたが、個別株投資を否定している訳ではありません。
個別株投資には無限の自由度があり、インデックス投資では経験できない魅力も沢山あります。
こちらは直近10年の米国インデックス(S&P500)とアマゾン、アップルの株価推移です。
S&P500が平らに見える・・。
10年前を100とすると、現在の米国インデックス(S&P500)は165%ですが、アマゾンやアップルは1,000%を超えています。
このような伸びは米国株インデックスと言われるS&P500でも味わうことはできません。
このように、自分で銘柄を選びながら、その才覚でポートフォリオをコントロールし大きなリターンを狙うという充実感(投資をやっている感)は、退屈なインデックス投資にはない魅力なんです。
投資をするのは機械ではなく感情のある人間です。
まとめ|投資は失敗して退場しないことが一番重要
個別株投資は
- 企業の経営状態を読み取るスキルが必要
- 管理上、分散投資が難しいので暴落リスクが高い
- 手間をかけてもインデックス投資に勝てないという現実
➡投資信託によるインデックス投資で必要な知識やスキルを省略することができる。
ただし、個別株投資にはインデックス投資にはない魅力も沢山ある。
知識ゼロなら管理項目が少ない投資信託によるインデックス投資がオススメ
資産の最大化や配当生活など投資の目的は色々あれど、長期投資で一番大切なことは何が起きても投資を止めないことです。
株式投資ってどんなに暴落しても、売却してやめない限り負けが確定することはないんです。
企業や経済の発展を信じ、相場に居続けることが重要です。
ただ、長期投資をしている限り、急な価格変動で資産を減らす場面は必ず遭遇しますし、これを回避することは不可能です。
このような荒波の中で投資を続けるには高配当戦略などのモチベーション維持や安心感も重要だと思いますが、まずは管理項目が少なく初心者でも取り組みやすいインデックス投資の方が失敗(退場)する可能性は低いと考えています。
これから株式投資を始めたい方、個別株とインデックス投資でお悩みの方はまずインデックス投資から取り組んでみてはいかがでしょうか?
インデックス投資の始め方
当サイトでは知識ゼロからのインデックス投資を完全サポートしています。
銘柄の選び方やリスク管理の方法などを数字を根拠にまとめましたので、よろしければこちらもお読みください。
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