米国株

楽天VTI(全米株式)>楽天VT(全世界株式)なのか?楽天VTに投資する理由を検証してみた

あなたは楽天VTI(全米株式)の米国株一本派ですか?とれとも、楽天VT(全世界株式)の世界分散投資派ですか?

米国集中と世界分散ってどっちがいいんだろう?

Google検索してみると、楽天VT(全世界株式)1本で分散投資が完成する!とか、成績の悪い株が足を引っ張りあうので米国株1本の方が効率的だ!など、様々な視点で記事が書かれています。


出展:キングダム29巻

米国集中か、世界分散か?
米国株式vs全世界株式、いったいどっちに投資したらいいの?

ならば決めねばなるまい!

どちらが優秀なのかを!!

ということで、今回は楽天・全米株式インデックス・ファンド(以下楽天VTI)楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下楽天VT)のそれぞれの違いやシミュレーションで算出した利回り等で比較してみました。

この記事を読んで分かること

  • 楽天VTIと楽天VTの違い
  • 楽天VTIと楽天VTの利回り比較
  • 楽天VTを選択する理由

この記事を読んでほしい人

  • リターンのことを考えると米国株をメインにしたいけど、リスクを考えると世界分散した方がいいのか迷っている人

先に結論だけ言いますと、過去の実績は圧倒的に楽天VTI(全米株式)です。楽天VT(全世界株式)に投資するかどうかの判断基準は、将来米国が衰退しているか否かという一点です。

米国が衰退するなんてあるわけないじゃん!

なんてあなたも思っているでしょうが、たった30年前は米国株は世界トップじゃなかったんです。

30年前に世界を席巻していたのは意外なあの国。

30年あれば世界情勢は大きく変わるという視点で世界分散の意味を掘り下げていきたいと思います。

楽天VTIと楽天VTの違い

まずはそれぞれの違いをご紹介

楽天VTIは小型株を含む米国株全域が対象で約3,500銘柄、楽天VTは世界全域が対象で約8,000銘柄です。

信託報酬や2018年の実質コストは取り扱い銘柄の多い楽天VTの方が高くなっています。

↓それぞれのリターンシミュレーションの詳細はこちらをご覧ください。↓

楽天VTIの利回りは10年で8.82%!過去実績でシミュレーションしたら超優良だった!楽天VTI(全米株式)のリターンを5・10・15年でシミュレーションしました。過去10年間の年平均利回りは歴史的大暴落リーマンショックを経験しながらも驚愕の8.82%(手数料含む)です!きになるS&P500との比較もしています。...
楽天VT(全世界株式)の利回りは?過去5年・10年実績でシミュレーションしてみた今回は、つみたてNISAやiDeCoでも運用可能な投資信託、楽天・バンガード・ファンド(全世界株式):通称 楽天VTについてシミュレーシ...

楽天VTは世界分散といっても半分は米国株


出展:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF

こちらは楽天VT(全世界株式)の国別の配分上位10か国です。

楽天VTは世界分散といっても世界株式の時価総額が半分を超える米国株が半分を占めており、結局のところ米国の影響を大きく受けてしまいます。

リターン対決は楽天VTIの圧勝!

VTIとVTのリターンってどれくらい差があるの?

楽天VTIと楽天VT、両者のリターンにどれくらい差があるのか、過去チャートを使用し毎月1万円積み立てていくと、どんな差が現れるのかシミュレーションしてみました。

シミュレーションの条件は次の通りです。

シミュレーション条件

  1. 商品は楽天VTIと楽天VT
  2. 毎月1万円を積み立てる
  3. どちらも10年前は販売されていないので、ETF版のVTIとVTの過去10年6ヵ月分(VTの登場が10年6ヵ月前)のチャートでリターン・年利回りを計算
  4. チャートはTradingViewを使用しシミュレーション
  5. それぞれ実質コストで費用を計算
  6. 税金はすべて無視

シミュレーションした結果・・・

過去のリターンでみると、楽天VTIの圧勝です。
5年、10年ともに楽天VTの2倍以上のパフォーマンスです。

投資は米国株1本でいい!と言われるのもわかりますね。

それでは詳細を見てみましょう。

5年運用の年利回り|VTI 4.79%、VT 2.08%

投資開始時期の5年前(2013年12月)は100年に一度と入れたリーマン・ショックによる底値から約4年が経過し、ちょうど暴落前の価格に戻ったあたりです。

好調な米国株に引っ張られ、VTIは2016年から、VTは2017年から大きく値を上げています。

5年間のリターンを比較すると元本600,000円に対し、楽天VTIが143,680円、楽天VTが62,492円と楽天VTIの圧勝です。

10年6ヵ月運用の年利回り|VTI 7.72%、VT 3.28%

今から10年と6ヵ月前は100年に一度の大暴落と言われたリーマン・ショックがまさに始まった時期で、最初の半年で株価は50%近く値を落としました。

リーマン・ショックはあったものの、底値を脱してからの価格上昇は凄まじく、年平均利回りは楽天VTI が7.72%、楽天VTが3.28%でした。

ここでも5年運用と同様に楽天VTIの圧勝となっています。

楽天VTで全世界に分散投資しても
暴落時のリスクヘッジにはならない

歴史的大暴落と言われたリーマンショックが発生した時の全米株式と全世界株式の下落率を比べてみました。

分散してるはずの全世界株式の方が暴落してる・・。

2009年2月にリーマン・ショックの底値を迎えますが、全米株式VTIより全世界株式VTの方が下落率は大きいんです。

全世界に分散投資しているのに同じだけ暴落するということは、全世界への分散投資は暴落時のリスクヘッジとなっていないことを表しています

株式はどんなに分散しても暴落したら下落率はほぼ一緒なんです。

暴落時のリスクヘッジをとるならば、債券や金、現金など、株式以外の投資先に分散しないと意味がないんです。

ちなみに僕はしっかりと現金を確保することでリスクヘッジをとっています。

↓詳しくはこちらをご覧ください↓

米国集中?世界分散?いやいや、地域比率より現金比率の方が大事です米国株一本派、世界分散投資派、様々な投資スタイルがありますが、米国株一本と世界分散投資はどっちがいいの?と悩んでいる方も多いと思います。...

そしてこちらはVTI(米国株式)とVT(全世界株式)の10年6ヵ月前の価格を基準として伸び率を比較したものです。

暴落時は同じだけ下落し、株価が伸びても米国株に勝てない。
だったら、米国株1本で投資したらいいのではないか?という考えが生まれるのは当然のことと言えます。

将来は米国が衰退しているかもしれない

全世界株式に投資する意味ってあるの?

では、楽天VTに投資する価値はないのではないか?と思われるかもしれませんが、一概にそうとも言えません。

過去の実績では圧倒的に米国株ですが、ここからの将来は誰も読むことができないからです。

もし、世界の株価時価総額の約50%を占める米国株が衰退し、その割合を大きく減らすことがあるならば、自動でリバランスしてくれる楽天VTの方が有利になります

こちらは楽天VT(全世界株式)の地域別の保有分配です。

そしてこちらはmyINDEXからお借りした2018年1月時点の世界株価の時価総額割合です。

比べてみるとわかるように、VTは世界株価の時価総額割合に合わせるように作られています。もし、米国株が30%までシェアを落とすことがあれば、このVTも30%まで割合を落として構成されることになります。

このように、世界情勢が大きく変動することに対しては、VT(全世界株式)はリスクヘッジとなるのです。

30年前の最強は米国ではなく日本だった!

これからの将来、米国を超える国なんて現れるわけない!

と、あなたも思っていることでしょう。

しかし、今現在は最強の米国が衰退することは想像できませんが、30年後はどうなっているか分かりません。


出展:週刊ダイヤモンド

こちら平成元年と平成30年の世界時価総額ランキングです。

30年前の平成元年は、世界を席巻していたのは米国ではなく我が国日本なんです。
30年前の時価総額TOP20の内、14社が日本企業です。

しかし、バブル崩壊後、日本は暗黒の20年という長い低迷期に入り、30年後の現在はTOP20には1社も入っていません。ちなみに平成30年時点の日本企業のトップはトヨタ自動車で35位です。

このように、30年後は世界がどうなっているか分かりません。

米国株はこの10年でバブルのように株価が上昇しています。もしかしたらバブルがはじけるかもしれません。その後20年以上低迷するかもしれません。

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もし、米国株が今後衰退し時価総額のTOPから消えるようなことが発生するのであれば、楽天VTを選択していることが強みとなるのです。

まとめ|過去実績ならVTI、将来のリスクヘッジにVT

最初にも言いましたが端的にまとめると

要点まとめ
  1. 過去の実績で比較すると、圧倒的に楽天VTI(全米株式)
  2. 楽天VT(全世界株式)も半分以上が米国株
  3. 将来、米国が衰退するリスクを考慮するなら楽天VT(全世界株式)

過去の実績を取るか、将来の不安を考慮して分散するかは、投資するあなたの考え方次第となります。

米国の将来がどうなっていくのか、というところが楽天VTI(全米株式)を選択するか、楽天VT(全世界株式)のどちらを選択するかのポイントになると思います。

トランプ大統領のハチャメチャぶりがリスクだと感じるのであれば全世界株式に投資てみてはいかがでしょうか?

ちなみに僕は米国が今後も伸び続けると予想しているので、楽天VTI(全米株式)をメインに投資しています。

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