僕がつみたてNISAで投資している楽天・全米株式インデックス・ファンド(以下:楽天VTI)
2022年4月15日時点で+59.39%と絶好調です♪
SBI VTI、SBI VYM発売ですね。
“米国バンガード社のETFを組み入れた低コストインデックスファンドを「SBI・Vシリーズ」としてシリーズ化”
“新たに「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」「SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド」の募集を開始”https://t.co/14SaKOHZW5 pic.twitter.com/ANnUmOWVFh
— ハル☀️@米国ETF🇺🇸 (@haru_tachibana8) May 28, 2021
しかし2021年5月28日、この楽天VTIに強力なライバルが出現。
その名もSBI・V・全米株式インデックス・ファンド(以下:SBI・VTI)
信託報酬は楽天VTIの0.162%に対しSBI・VTIは0.0938%と大きく下回り、楽天VTIのシェアを奪うべく真っ向勝負を挑んできました!
運用開始前なのでSBI・VTIの実質コストは不明ですが、楽天VTIと同様に本家米国のVTIを買い付ける運用なので、実質コストも楽天VTIより低くなると思います。
現時点で信託報酬の差は0.0682%。
楽天VTIの3分の2ですが、数値でだけで見るとかなり小さな数字です。
これが実際に投資したらこの数値がどれくらいの差になるのか気になりますよね。
ということで、今回は本家VTIの約20年のチャートを使用して、どこよりも早く(多分)楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)とSBI・V・全米株式インデックス・ファンド(SBI・VTI)のリターンと手数料比較をやってみました!
目次:ジャンプできます
実際のVTIの20年チャートで比較してみた
本家米国でVTIが設定された2001年6月から2021年4月まで毎月1万円ずつ
- VTIはYahoo!FINANCEのチャートを使用
- Investing.comの為替データで円建てに変換し仮想VTIを作成
- 信託報酬 楽天VTI:0.162% SBI・VTI:0.0928%で計算
- 隠れコスト考慮しない
※簡易計算なのでイメージとしてお楽しみください(^^)
投資信託の基準価額は信託報酬等の費用を差し引いた上で決定するので、信託報酬自体は間接的に支払っている形となります。
今回のシミュレーションも信託報酬は基準価額に含まれていることを前提に計算しています。
また、SBI・VTIはまだ実質コストが不明なので手数料は信託報酬のみで計算しています。
↓実質コストについて詳細はこちら↓
毎月1万円積み立てると20年で4万円の差
- 元本:2,260,000円
- 楽天VTI:7,276,936円
- SBI・VTI:7,317,766円
- 差額:40,830円
シミュレーションの結果、20年で約4万円の差が付きました。
資産額730万円に対しての4万円なので、運用成績に与える成績は小さいと言えます。
ただ、これは毎月1万円積み立てた場合なので、月5万円なら20万円、月10万円なら40万円の差になります。
こうやって金額を見ると、この差は大きく感じちゃいますね(;^_^A
SBI・VTIの手数料は楽天VTIの約6割で済む
年ごとに払う信託報酬を表にしてみました。
2020年の信託報酬は楽天VTIが5,974円、SBI・VTIは3,477円でした。
最終資産額が700万円を超えることを考えると、どちらも十分低コストと言えますね。
しかし、こちらも積立額は1万円の数値なので、5万円、10万円を積み立て資産額が大きくなるとそれなりの金額になります。
まとめ|これから始めるならSBI・VTIは良いと思う。ただし、乗り換え検討は税金に注意
- 信託報酬は楽天VTI:0.162%、SBI・VTI:0.0938%
- SBI・VTIの実質コストまだ不明
- 毎月1万円積み立てると20年で資産額は4万円の差
- 毎月1万円積み立てると20年で信託報酬は1.8万円の差
- 投資金額が大きくなるとそれなりの金額になる
- 実際のリターンには差はなかった
今回の検証では、信託報酬の差が資産に与える影響は少ないものの、金額が大きくなるとボディーブローのように効いてくるということが分かりました。
しかし、現時点での実際の運用成績は手数料の優位性が現れていません。
SBI・VTIはとてもも魅力的な商品ですが、実質コストもまだ見えてないですし、個人的にはまだ様子見で良いかなぁと思いました。
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乗り換えるなら売却ではなく切り替えで
楽天VTIからSBI・VTI(SBI・V・全米株式インデックス・ファンド)に乗り換えを検討をする方は、売却ではなく切り替えで対応しましょう。
こちらは僕のつみたてNISAの実績ですが、現時点で100万円以上の含み益を抱えています。
つみたてNISAでない場合は売却すると約20万円の税金が発生してしまいます。
ここ10年、米国株は絶好調なので楽天VTIに投資している方のほとんどがそれなりの含み益を抱えているはずです。
今回の手数料の差は税金の差をひっくり返すことはできません。
乗り換えるなら、今の楽天VTIは売却せず、これから積み立てる銘柄をSBI・VTIに切り替えるというスタイルが良いと思います。
大暴落に巻き込まれて含み損を抱えるようなことがあれば、売却を伴う乗り換えも検討してもいいかもしれませんね。
SBI・VTIはSBI証券でしか買えない!
楽天VTIは楽天証券・SBI証券の両方で買えますが、SBI・VTI(SBI・V・全米株式インデックス・ファンド)はSBI証券でしか買えません!
為替手数料が安く米国個別株やETFへの投資でお得だったSBI証券ですが、ここにきてSBI・VTIのような超低コスト投資信託シリーズの販売、そして6月からはカード決済・ポイント還元も始まります。
僕は楽天証券派でしたが、これからはSBI証券の方がお得に投資ができるかもしれませんね!
まだ口座持ってないという方は、開設無料なのでこの機会にいかがでしょう?
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