つみたてNISAが5年延長がされることになり、2023年までに始めると誰でも20年の非課税期間の恩恵を受けられることが決まりました。
だがしかし
今、つみたてNISAを検討しているあなた、始めるなら今年の内に始めることをオススメします!!
なぜなら、年をまたぎ2022年から開始すると投資可能額が40万円も減ってしまうからです。
単純計算で年利回り5%なら投資額が40万円減ることで20年後の利益 約66万円を逃すことになります。
これは一大事だ!
ということで、今回は改正されるつみたてNISAの概要と非課税期間について確認し、今年の内に始めた方がいい理由についてご紹介します。
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この記事をよんでわかること
- つみたてNISAの非課税期間の仕組み
- つみたてNISAを2021年に始めないと投資額が40万円も減る理由
この記事を読んでほしい人
- つみたてNISAを検討している方
- つみたてNISAの非課税ルールがよく分からない方
目次:ジャンプできます
つみたてNISAの非課税期間は投資した年から20年
つみたてNISAは例えると毎年1本ずつ木を植えて育てるイメージです(^^)
木を植えてから20年間に得られる利益(果実など)は非課税です。
そして、勘違いされている方が多いですが、非課税期間は投資開始から20年ではなく、積み立てた年から20年なんです。
つみたてNISAの非課税期間
- × 投資開始から20年
- 〇 購入した年から20年
上の図解で言うと、20年後に終了する非課税枠は最初の年に植えた木だけで、残りの木は植えた年から20年経過するまで非課税期間が続きます。
木は最大20本まで植えることができ、20本目の木の非課税期間が終了するのは、つみたてNISAを開始した年から39年後となります。
つみたてNISAの期間延長の概要
今回の期間延長について「変わる部分」と「変わらない部分」を押さえておきましょう。
期間延長は非課税期間ではなく投資可能期間
出展:金融庁
今回の期間延長されるのは非課税期間ではなく、投資可能期間の方です。
「購入した年から20年」の非課税期間は以前と変わらないので要注意です。
先ほどの木の例えだとこんな感じです。
これまで2037年までしか木を植えられませんでしたが、新制度では2042年まで追加で5本の木を植えることができるようになります。
ただし、20年経った木は課税口座に自動で移されるので、同時に植えられる木は20本までとなります。(現行と変わらない)
投資可能額は毎年40万円ずつ減り続ける
つみたてNISAの全体像を図解にしてみました。
つみたてNISAは期限のある制度で、今回の改正で運用できる金額は最大800万円から200万円増加し最大1,000万円となりました。
ただし、最大である1,000万円の投資が可能なのは2018年に始めた方だけとなります。
残念ながら、これからつみたてNISAを始める人は1,000万円も投資できません。
2042年で終わってしまう
今回の延長で投資可能期間は2018年~2042年となりました。
延長期間は5年なので、再延長されない限り2042年以降はつみたてNISAに投資することができません。
さらに、注意しなければならないのは、年をまたぐごとに投資枠である40万円が減っていくということです。
2018年開始 | 40万円×25年=1,000万円 |
---|---|
2019年開始 | 40万円×24年=960万円 |
2020年開始 | 40万円×23年=920万円 |
2021年開始 | 40万円×22年=880万円 |
2022年開始 | 40万円×21年=840万円 |
2023年開始 | 40万円×20年=800万円 |
2024年開始 | 40万円×19年=760万円 |
そう、今年始めた方は去年始めた方より投資可能期間はすでに1年短いんです!
年をまたぎ2021年に始めると、さらに1年短くなります!
これが延長されても早く始めた方が良い理由なんです。
可能ならば毎年満額を積み立てたい
非課税投資枠は
- つみたてNISAで購入できる金額(非課税投資枠)は年間40万円まで
- その年の非課税投資枠の未使用分があっても、翌年以降に繰り越すことはできない
となっているので、枠を余らせてしまうと残りは放棄することになってしまいます。
投資に回せる金額は人それぞれですが、なるべく満額を積み立てた方がお得です。
また、つみたてNISA以外に投資しているため満額投資ができないのであれば、そちらを減らしてでもつみたてNISAに移した方が良いと考えています。
それくらい利益にかかる税金20.315%が非課税になるというのは大きい。
初年の40万円は20年後の106万円
完全な皮算用ですが、40万円を年利回り5%で運用すると、20年後には2.65倍の106万円にまで膨れ上がり、運用利益は66万円にもなります。
開始が1年遅れるだけでこれだけ大きな利益を逃してしまうかもしれないのです。
つみたてNISAは非課税枠は年ごとに区切られるので、年内(12月31日)までに40万円の限度額を使い切りましょう。
まとめ|非課税期間と投資可能期間の2種類がある
- つみたてNISAで延長されたのは非課税期間ではなく投資可能期間
- 非課税期間は20年のまま(変わらない)
- 投資可能期間は最大25年・投資可能額は最大1,000万円
- 年をまたぐごとに投資可能額は40万円ずつ減っていく
- 早く始めた方が非課税の恩恵が大きい
今回は勘違いされている方が意外と多い「つみたてNISA」の非課税期間と投資可能期間についてと、早く始めた方が良い理由について紹介しました。
つみたてNISAは通常、投資で得た利益には約20%かかる税金がが非課税となる超お得な制度です。
有限である非課税期間と投資可能期間を無駄にしないためにも、資金に余裕があるなら早く始めた方が有利です。
という方も多いと思いますので、つみたてNISAの出口戦略や暴落シミュレーション関連の記事をご紹介します。
資産運用を始めるならつみたてNISAがおすすめ
今回紹介した「つみたてNISA」は投資で得た利益には約20%の税金が非課税となる超お得な国の制度です。
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