【用語解説】信託報酬(しんたくほうしゅう)

信託報酬とは

信託報酬とは投資信託を管理・運用してもらうための経費のことを言います。
この部分が販売会社・運用会社・信託銀行の収入になります。

信託報酬は投資信託を保有している間はずっと支払い続けなければなりません
現金で直接支払うのではなく、「保有している資産の時価総額に対して何%」といった形で毎日差し引かれます。

要点まとめ
  1. 投資信託を管理・運用してもらうための費用
  2. 投資信託を保有している限り毎日支払い続ける
  3. 最も重要視すべき費用
  4. 信託報酬が0.5%を超えていたら無視していい
【用語解説】投資信託(とうししんたく)投資信託って何?って方のために、例えを交えて分かりやすく解説します。...

信託報酬は投資信託の商品説明に必ず記載されている

こちらは楽天証券の投資信託の商品説明画面です。
信託報酬は「ファンドの管理費用」として表示されています。

信託報酬は商品説明に必ず記載されていますのでよく確認しましょう。

信託報酬の計算方法

信託報酬は「保有している資産の時価総額に対して何%」で表されます。

この数値は一般的に「年率」で表されますが、信託報酬自体は毎日時価総額から差し引かれています。

日々の信託報酬の計算は日割りで算出されます。
時価総額100万円で信託報酬が0.3%の場合、日々差し引かれる信託報酬は

時価総額100万円 × 信託報酬0.3% ÷ 365日 = 8.2円

となります。

信託報酬は最も意識するべき費用

信託報酬は投資信託で資産運用をするうえで、一番大きな費用となります。一般的に0.15%~2%くらいです。

え、安いじゃん
そんなに気にしないといけないの?

一見、2%程度なら大したことないように見えますが、信託報酬は雪だるま式に増えていきます。

例えば、信託報酬1%の投資信託を毎月5万円ずつ30年積み立てたとすると、支払う信託報酬の総額は376万円にもなるんです。

ま、マジですか・・。

さらに、信託報酬とは別に表には出てこない「隠れコスト」というものが存在し、これらを合計したものを「実質コスト」と呼びます。
こちらも同じくらい重要なので確認しておきましょう。

↓実質コスト・隠れコストについて詳細はこちら↓

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信託報酬が0.5%を超えていたら「無視」していい

投資初心者の方は信託報酬が0.5%を超えていたら無視していいです。
信託報酬が0.5%を超える商品はアクティブファンドといわれる投資信託が多く、そのほとんどがリスク高めの商品となっています。

信託報酬が0.5%以下で優秀な投資信託はたくさんあります。

↓当サイトでは信託報酬が0.1%台の米国株式をオススメしています↓

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