といったツイートをたまに見かけますが、これは勘違いです!
eMAXIS Slim S&P500や楽天VTなどの投資信託もドル建て資産で為替リスクがあるので要注意です!
今回は短編!
3分で読めます♪
この記事を読んでわかること
- eMAXISSlimS&P500や楽天VTIなどの投資信託もドル建て資産である
- eMAXISSlimS&P500や楽天VTIなどの投資信託も為替リスクがある
- 為替リスクの影響は大きい
この記事を読んでほしい人
- 上記投資信託には為替リスクがないと思っている方
- つみたてNISAで資産運用してる方
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eMAXIS Slim S&P500等の投資信託はドル資産を円建て変換してるだけ
これらの投資信託が為替の影響を受けることは目論見書に記載されています。
こちらは楽天VTIの目論見書を抜粋したものです。
VTIの指標である「CRSP US トータル・マーケット・インデックス」に日々の為替レートを乗じて算出と書いてありますね。
こちらはeMAXIS Slim S&P500の目論見書の抜粋です。
こちらも為替変動による影響を受けると明記されています。
証券会社の時価評価額は為替リスク考慮後の数値
こちらは僕が つみたてNISAで運用している楽天VTIの時価評価額です。
楽天VTIは、バンガード社が運用する株式指標「CRSP US トータル・マーケット・インデックス」に連動させたインデックスファンド「VTI」を買い付ける投資信託です。
超大雑把に言うと、米国株を直接やりくりして運用しているのではなく、米国のVTIというETFを買い付けて、円表示に変換して小分け販売している商品です。
なので上記の数値は運用会社が米国で買い付けたVTIを為替レートで変換した金額、為替リスクを考慮した後の金額なのです。(大雑把に言うと)
証券会社の画面では為替レート変換前の数値を見ることができないので、良くも悪くも為替リスクを体感しにくいとも言えますね。
画面上では為替リスクは分かり難いけど影響は大きい
こちらは楽天VTIが設定された2017年9月29日から2020年8月8日までの楽天VTI(円建て)・VTI(ドル建て)の価格変動と円の価格を比較したグラフです。
今回のコロナショックでも7月末から円高が進み、楽天VTIが劣後していることが分かりますね。
円建てS&P500のリーマンショックはかなりヤバい
こちらはリーマンショック時のドル建て・円建てS&P500の最高値を100%とした場合の底値の比較グラフです。
ドル建て43.2%に対し、円建ては36.5%と凄まじく暴落していおり、為替が米国株投資に与える影響はかなり大きいことが分かりますね。
繰り返しになりますが、eMAXIS Slim S&P500や楽天VTIなどの米国株インデックス銘柄は全て為替リスク考慮後の数値です。
ネットで検索して出てくるS&P500等のチャートは殆どがドル建てで、eMAXIS Slim S&P500などの投資信託と米国のETFでは値動き大きく異なることがあるので要注意です。
↓米国ETFと為替の影響について詳細はこちら↓
まとめ|投資信託に為替リスクは、あります!!
- eMAXIS Slim S&P500等の評価額は為替リスク後の価格
- 為替リスクが米国株投資に与える影響は大きい
ここまでご紹介した通りeMAXIS Slim S&P500や楽天VTIにも為替リスクは存在します。
そして、為替リスクは過去20年では米国株投資に負に作用しています。
ヘッジファンドなどの選択もありますが、実際のところ為替リスクは受け入れるしかありません。
為替リスクは投資リスクを増大させますので、もし耐えられないかもと感じたのならバランスファンドなど低リスクな銘柄も検討してみましょう。
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