1-1.長期投資の基礎知識

暴落時の追加投資で失敗したのでルールの見直しを考える

追加投資で失敗した1

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2020年2月下旬からコロナショックにより株価が大きく下げましたね。

2020年9月時点では株価はほぼ回復していますが、一時は暴落水準である1標準偏差を大きく突き抜けたので、名実ともに暴落として今後語り継がれていかれることでしょう。

そして、暴落と言えば追加投資。

暴落を想定していた方は、ここぞとばかりに追加投資を行っていると思います。

僕も現金比率が75%を超え、ここで追加投資してしっかり資産を増やしてやるぜ!と意気込んでいました。

追加投資用の資金は有限です。

効率的に資源を投下し、なるべく大きな利益を拾いたい!

と思い、色々シミュレーションを行い追加投資のルールを作りました。

追加投資を行うにあたり、ルールを決めておくことは非常に重要だと思っています。

よし、10%下落するごとに余力の10分の1を追加投資する作戦で行こう!

↓追加投資ルールについて詳細はこちら↓

アイキャッチ追加投資シミュレーション
どのパターンが一番儲かる?米国株暴落時の追加投資シミュレーション!株価が下落し追加投資をやりたいけど、タイミングや金額が難しいですよね。今回はそんなあなたのために追加投資シミュレーションをしてみました。...

 

で、実際にやってみた感想

これ難しすぎるわ!(僕には)

あえて言いましょう、この作戦は失敗だった・・。

上手くいかなかった要因をまとめると

  1. いちいち感情(欲望)が邪魔する
  2. 保有資産の値動きはバラバラ
  3. 1日単位で乱高下してタイミングと判断が難しい
  4. 株価を追うことがめんどくさい

日頃から想定し発信し続けた暴落がついに到来し、ここで上手く儲けないとダメだ!!的な強迫観念が生まれてしまったんですね(;^_^A

いつも偉そうに発信している僕も、暴落初体験の初心者であることに変わりはなく、悔しいですがこの程度なのです。

しかし、クヨクヨしても始まりません。

まだ暴落は始まったばかり。

今回は追加投資で失敗した要因を皆さんと共有し、新たな作戦と共に暴落時の追加投資について今一度考えてみたいと思います。

この記事を読んで分かること

  • スポット追加投資は初心者には難しい理由
  • 追加投資を積み立てで行う有効性

この記事を読んでほしい人

  • 待ちに待った暴落で追加投資を試みたが、日々乱高下する相場に面食らって迷走している方

先に結論を言いますと、今後の追加投資は積立方式をメインに切り替えます。

でも積立方式って非効率なんじゃないの?

と思っていましたが、シミュレーションしてみると、なんとスポット方式と積立方式のリターンにほとんど差が無いことが分かりました。

それでは、深掘りしていきましょう!

スポット追加投資が初心者には難しい理由

まずは、失敗した理由について振り返り、「スポット追加投資が初心者には難しい」理由を紹介します。

その原因をざっくり一言で言うと

どこが底か分からないから、今のペースが正解なのか不安でブレる

ことなんです。

どこを基準にする問題|そもそも投資先は1銘柄ではない

保有資産チャート比較

こちらは僕が保有している銘柄のチャート(ドル建て)を比較したグラフです。

いやしかし、これは酷いな(;^_^A

約8割はVTIなのですが、値動きはバラバラ。

3月19日時点では暴落率に20%にも差があるんです。

ここで出てくる問題点

  1. 基準点は最高値でOK?
  2. メインのVTIを下落の基準にする?
  3. それとも個別にそれぞれやるの?
ここまで細かいことを決めてなかった・・。

失敗したくないし、どうしようかなぁ・・
とりあえず大きく落ちたSPYDにしとこうか・・

なんて悩んでいたら、早々に次の暴落基準点がやってきて失敗しました(;^_^A

どこを基準にする問題|1日単位で凄まじく乱高下する

短期間で繰り返される乱高下

こちらは3月13日~3月16日までの保有資産のチャート(ドル建て)です。

3月に入ってからは1日単位で凄まじい乱高下を繰り返しています。

ここで出てくる問題点

  1. 追加投資した2・3日後にもっと下落する
  2. そのタイミングでも基準を満たしていたら更に追加投資するべきか?
  3. 暴落は数年かかることもあるのにこのペースで大丈夫なのか?
リーマンショック時円建てS&P500チャート10%下落で追加投資

こちらは以前の記事で紹介した、リーマンショック時の10%下落の追加投資タイミングです。

実はこのグラフは月初1日しか基準価格を拾ってない月グラフであるという大きな弱点を持っています。

なのでスッと下落しているように見えますが、実は1日単位では乱高下を繰り返しており、そこを想定していなかったんですね(;^_^A

最大の問題は暴落の底がどこなのか分からないこと

世界の株価
出展:バンガード

こちらは直近40年の強気相場と弱気相場(20%以上下落)の期間を表した図です。

ご覧の通り、株価の下落は数週間で終わるわけではなく、最短2ヵ月・最長30ヵ月とかなりバラつきがあります。

3月20日現在は暴落が始まってちょうど1ヵ月です。

底値まで2ヵ月とすると、まだ半分、30ヵ月続く場合は今のような相場が30倍続くわけです。

追加投資しすぎると底値の前に枯渇するし、少なすぎると非効率。。
底が分からないから判断が難しい・・。

底値まで後1ヵ月なのかによって29ヵ月なのか。
底が見えない故に目の前で乱高下に惑わされて冷静に判断ができなかったことが、今回最大の敗因でした。

作戦変更|積立方式で追加投資をすることの有効性

追加投資難しい

スポット投資が実際には難しいと分かったことは良い経験になりました。

どうしたらいいかな、と考えていた時に出会ったのが暴落を乗り越えてきた先輩方が紹介していた定額積立による追加投資でした。

この方法のいい所は「相場を読まずに淡々と定額積立」という長期投資の基本に則っているところです。

https://twitter.com/_teeeeest/status/1239002168427835393

そもそもプロでも上手くまくいかないのに、素人が判断して上手くいくハズがないんです。

ということで、基本に立ち返り判断不要の定額積立作戦です。

ちなみに今回頻繁にツイートで登場するななしさん(@_teeeeest)はリーマンショックを生き延びた歴戦の投資家さんで、いつも参考にさせていただいている方です。

↓ななしさんの追加投資に関する記事はこちら↓

追加投資に関しても偉大な先輩たちの経験を取り入れようと思います。

でも、最初にも言ったけど定額積立って効率悪いんじゃないの?

誰もがそう思いますよね!

僕もそう思ってたのでスポット投資に挑戦してたんです。(失敗したけど)

しかし、安心してください。

シミュレーションした結果、積立方式はスポット方式に負けず劣らず、というか状況によってはスポット方式のパフォーマンスを上回るんです!

積立vsスポット|追加投資シミュレーション

それでは恒例のシミュレーションタイムです♪

今回も為替の影響を考慮し、円建てでシミュレーションを行いました。

↓為替と暴落について詳細はこちら↓

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シミュレーション条件

追加投資の余力は100万円としITバブル崩壊とリーマンショックで

  1. 最高値から10%下落する度に10万円追加投資
  2. 最高値から20%下落した月から毎月5万円追加投資

を行い、株価が戻った時の含み益をそれぞれ比較しました。

  1. MacroTrendsで購入したS&P500(米国株)チャートを使用
  2. ドル/円チャートはInvesting.comでダウンロードしたものを使用
  3. 配当・税金・インフレなどは考慮しません

※簡易な計算なのでイメージとしてお楽しみください(^^)

ITバブル崩壊時の場合|なんと積立の方が優秀!

ITバブル崩壊時追加投資タイミング2

こちらはITバブル崩壊時の追加投資タイミングを表したグラフです。
スポット・積み立て両方とも余力の100万円を使い切っています。

ITバブル崩壊時追加投資シミュレーション

こちらは、追加投資のパフォーマンスを比較したグラフです。

定額の方がリターンが大きい(;゚Д゚)

なんと、今回の条件では相場を読まず淡々と積み立てた方がリターンが良いという驚愕の結果となりました!

追加投資のタイミングで悩む労力が無駄なことが証明されてしまった・・。

リーマンショック時の場合|パフォーマンスはほぼ同じ

暴落は下落率も期間も千差万別。

ということで、ITバブル崩壊の検証に加え、リーマンショックでもシミュレーションしてみました。

リーマンショック時追加投資タイミング

こちらはリーマンショック時の追加投資タイミングを表したグラフです。
こちらもスポット・積み立て両方とも余力の100万円を使い切っています。

リーマンショック時追加投資シミュレーション

続いて追加投資のパフォーマンスを比較したグラフです。

ほぼ同じ!!(;゚Д゚)

両者の差は3万円。簡易計算なので誤差の範囲です。

なんか、もう悩むのがバカらしいね。

今回は2つの暴落で定額追加投資・スポット追加投資のパフォーマンスを比較しました。

暴落にもいろんなパターンがあるので、今回の結果が全てではありませんが、両者のパフォーマンスに差はほとんどないと考えます。

ただし、これはリーマンショックやITバブル崩壊など年単位で低迷した場合です。

今回のコロナショックがこのまま収束し、再び右肩上がりが続くのであればスポット追加投資の方が有利になります。

まとめ|追加投資は定額積立メインに変更する

要点まとめ
  1. スポットの追加投資は初心者には難しいことを実感
  2. まだ下がる・儲けたいという感情が邪魔をする
  3. 底値が分からない中、乱高下を繰り返し心が惑わされる
  4. スポットも定額積立もパフォーマンスに差はない

→追加投資は定額積立をメインに変更する

恐らく、このまま迷いながらスポットで追加投資を続た場合でも、長期で考えるとある程度のリターンを得ることは可能だと思っています。

ただ、株価を毎日確認しない僕にとって、毎日チェックしながら判断をすることは合わないし、スキルの無い僕が判断したところで定額積立には勝てないと感じたので、今回は思い切って方針を転換することに決めました。

株価見ながらリアルタイムで管理するのめんどくさいんですよね(;^_^A

ということで

これからの追加投資方針

  1. 投資信託は現在の積み立てに加え、新たに積立を設定する
  2. ETFは相場を読まず最終日に定額を成行で買い付ける
  3. ETFの一部は指値で注文しておく
定額積立が優秀って結論付けたのに③は余計だろ!

せっかくの暴落なので欲望枠は残しておきたい(笑)

幸いにも僕の場合は現金比率が75%と潤沢にあるので、ETFに関しては金額を限定して指値で強気の注文を入れておきたいと思います。

せっかくなので楽しくやろう♪

指値注文は上手くいけばネタとして記事にしたいと思います(^^)

 

いかがだったでしょうか?

今回のシミュレーションでは追加投資のタイミングについては悩む必要がないことが分かりました。

暴落に備えて資金を蓄えていたけど、追加投資のタイミングで悩んでいるあなた!

これから定額積立方式に変更してみてはいかがでしょうか?

最後にこの度のコロナショックに関連する記事をご紹介しておきます。

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