一括投資

積立投資と一括投資はどちらが儲かる?シミュレーションしてみた

みなさん、積立投資と一括投資、一体どっちが儲かると思いますか?

え、どっち?と気になるあなたのためにシミュレーションしてみたので共有したいと思います。

今回は2パターンだけでシミュレーションを行いましたが、リターンだけで比べると

一括投資 ≧ 積立投資

と、積立投資推進派のぼくには衝撃の結果でした。

ただし、一括投資で大きなリターンを得るにはタイミングが非常に重要になります。

 

今回のシミュレーション条件です。

シミュレーション条件

  1. 金融商品は全米株式(VTI)
  2. 期間は2007年10月~2018年9月(132ヶ月)
    (リーマン・ショックを経験する)
  3. 一括投資は初月に100万円を投資
  4. 積立投資は100万円を132ヶ月に分けて投資(毎月7,576円)

下の図はシミュレーション期間の全米株式(VTI)のチャートです。

過去最高値を記録した2007年10月から投資開始。始めた途端リーマン・ショックで突き落とされ、心折れずに2018年9月まで運用を続ける想定です。

では、その気になる詳細をご紹介します!

投資期間途中に暴落がある場合はリターンは互角

こちらは2007年10月に投資を始めた場合の資産額推移です。

青色が一括投資赤色が積立投資です。

投資を始めて11年後、2018年9月時点の資産額は

  • 一括投資 1,944,517円
  • 積立投資 1,929,542円

とほぼ互角でした。

ただ、リターンは互角ですが、ゴールまでの過程はまったく違います。

一括投資は含み損の期間が凄まじく長い

今回の想定では、投資を始めた直後にリーマン・ショックが発生するので、一括投資の場合はいきなり含み損が発生し、解消するまで5年4ヵ月もかかっています。

2007年10月に一括投資した100万円は半年後に478,300円まで減少し、それが元の金額に戻るまで5年もかかるのです。

いや~、凄まじい。

ぼくなら心折れるかもしれませんw

一括投資は最初に資金を全て使ってしまうので融通が利効きません。なので含み損が発生した場合も何もできず、回復するまで時間がかかってしまいます。精神的にもつらいですし、これは大きなデメリットと言えます。

 

積立投資は含み損が少額で期間も短い

最初の3年間はプラス・マイナスを行ったり来たりでジワジワ増えます。

積立投資のメリットは大きく値を下げても、少し戻ることで資産額が回復するところにあります。序盤はマイナスとなる回数は多いですが、含み損も最大で46,484円と一括投資と比べるとかなり小さく抑えられているのがわかります。

今後数年の相場が読めないのであれば積立投資が無難

一括投資は途中で暴落が起きた場合、多額の含み損を発生させ、しかも長期間続きます。

投資を行うのは人間(自分自身)です。100万円一括投資して半年後に48万円まで下がり、その後5年間は元の金額にすら届きません。

こういう状況になったとき、冷静でいられるでしょうか?

今回は100万円なので、しょうがないで済むかもしれませんが、500万円、1000万円と投資額が大きくなった場合、精神的ストレスは相当なものになるはずです。

一括投資は場合によって大きなストレスを感じ続けなければなりません。世界経済が右肩上がりであることを考えると、将来的にリターンを得る可能性は高いですが、この大きなストレスは日常生活を送るにあたって大きな障害となります。

対して積立投資ですが、序盤はプラス・マイナスを行ったり来たり。マイナスになる回数は一括投資より多いものの、含み損が少額であるため精神的ストレスは一括投資と比べるとかなり軽減されると思います。

最終的なリターンに大きな差がないのであれば、積立投資の方が穏やかに投資を続けることができるはずです。

 

暴落の底値スタートだと一括投資の圧勝

もし、暴落の底値から投資を始めた場合もシミュレーションしてみました。

投資を始めて11年後、2018年9月時点の資産額は

  • 一括投資 4,065,471円
  • 積立投資 1,849,968円

と、資産額に倍以上の差が付き、一括投資の圧勝です。

イケイケドンドンの右肩上がり相場では一括投資は圧倒的なパフォーマンスを見せてくれます。対して積立投資は時間をかけてリスク分散するためどうしてもリターンは小さくなります。

現在暴落していて、底値を抜けたのであれば一括投資は効率的に資産を増やすチャンスなのです。

 

まとめ|爆発力の一括投資・精神穏やかな積立投資

これらのシミュレーション結果を踏まえ、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。

一括投資

メリット

  • 右肩上がりの相場であれば積立投資より儲かる
  • イケイケドンドンな右肩上がりなら超ハイパフォーマンス

デメリット

  • 値が下がった場合、大きな含み損が発生する
  • 含み損が発生すると、元に戻るまでかなり時間がかかる
  • 積立投資と比べ精神的負担が大きい

積立投資

メリット

  • 含み損は一括投資と比べると少ない
  • 値を下げても少し戻れば資産額は回復する
  • 長期間で見ると安定したパフォーマンス
  • 一括投資と比べ精神的負担は少ない

デメリット

  • 一括投資と比べるとリターンは少ない
  • 始めの数年はマイナスが出やすい(すぐに儲からない)

一括投資一本で投資することは鉄の心を持っていれば効率的な投資方法と言えますが、生身の人間がやるのであればあまりお勧めはできません。

なので、普段は積立投資でコツコツと運用しながら暴落に備え、暴落後に余剰資金で一括投資を行うことが、精神的に安定しつつ効率的に資産を増やす方法だと思います。

追加投資のタイミングはこちらに詳しく知りたい方はこちら。

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