【用語解説】リバランス(りばらんす)

リバランスとは

リバランスとは相場変動で変化した投資配分の比率を調整してバランスを取る運用方のことを言います。
具体的には値上がりした銘柄を売却し、値下がりした銘柄を買い増すことで資産配分を元の比率に戻します。

要点まとめ
  1. 相場変動で変化した資産配分を元の比率に戻す
  2. リバランスの目的はリスク管理
  3. 値上げ銘柄を売り、値下がり銘柄を買い増すので投資初心者には難しい

リバランスの目的はリスク管理

リバランスの目的は価格変動によって変わってしまった「リスク」を元に戻すことです。


例えば、資産配分が先進国株50%、国内債券50%の場合、平均リターンは4%にたいしリスクは9.2%です。


これが株価の暴騰などにより先進国株式と国内債券の比率が70:30になると、リターンは4.6%に上がりますが、リスクも12.9%に上がってしまいます。

リスクが高いまま運用していると、自分のリスク許容度以上に価格が下がり、耐えられなくなる可能性があるので、先進国株式を売却し、国内債券を買い増すことでもとの配分まで戻します。

このように資産配分を調整してリスクをコントールすることをリバランスといいます。

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初心者には難しい

リバランスは値上がりしている調子の良い銘柄を売却し、値下がりし調子の悪い銘柄を買い増す行為なので、投資初心者には心理的に難しい面があります。

なので、「AとBの差が〇%以上になったらリバランスをする」といった一定のルールを定めて機械的に行なうことが一般的です。

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